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古田「代打オレ」で黒田から今季初安打

9月28日7時1分配信 スポーツニッポン


古田「代打オレ」で黒田から今季初安打

<広・ヤ>カープファンから花束を受ける古田監督

 【ヤクルト3−7広島】敵も味方も関係ない。試合後、ブラウン監督から花束を受け取ると、古田監督は右翼方向に歩きだした。手にはサインボール。大声援に手を振って応えると何度もボールを投げ入れた。自らの企画だった。「何か恩返しがしたかった。きのうもカープファンは応援してくれたし、広島球団もいいと言うので…」。好プレーに惜しみない拍手を送ってくれる広島の雰囲気が好きだった。

 バットでも感謝の気持ちを表した。8回だ。「代打オレ」で登場すると黒田の144キロを中前にはじき返した。今季9打席目で初安打。その後、三塁まで進むとユウイチの左翼線二塁打で今季初得点もマークした。そのまま4月19日の横浜戦(神宮)以来となるマスクをかぶると、9回の打席では左翼フェンス直撃の二塁打。「黒田君が捕手のサインに首を振って直球を投げてくれた。それに恥じないスイングをしようとした」。日本を代表する右腕が、146キロの全力投球で勝負をしてくれたことがうれしかった。

 90年のプロ初本塁打、97年の1000本安打、そして03年の4打席連続アーチ。08年限りで取り壊される球場には思い出が詰まっている。「ここも来年までと聞いている。しっかりと目に焼き付けて帰ろうと思った」。最後に残ったサインボールは左翼から約80メートルの遠投で右翼席に放り込むと「あと1週間ぐらい(プレーできる)肩は残っているね」。残り10試合。汗にまみれた27番の顔は輝いていた。

最終更新:9月28日8時30分

フレッシュアイニュース

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