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おむつ離れの遅れが背景 大型サイズで開発競争
このニュースのトピックス:少子・高齢化社会
子どもの「おむつ離れ」が遅くなる傾向が強まる中、大手各社は大きなサイズの子ども向け紙おむつの開発にしのぎを削っている。子ども用紙おむつ市場は少子化により年々縮小。だが、大型サイズの需要増から「平成19年度は久しぶりに前年度水準を上回るのでは」との見方も出ている。
ユニ・チャームの調査によると、おむつ離れをした子どもが最も多かったのは、15年度が生後28〜29カ月だったのに対し、17年度は生後32〜35カ月になった。紙おむつのはき心地の向上などが理由で、小学生でもおねしょ対策で就寝中だけ紙おむつをはく子が増えているという。
ユニ・チャームは「ムーニーマン」ブランドで最大となる体重18〜35キロ向けの「スーパーBig」を14日発売した。
また、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(神戸市)も大きなサイズの商品をデザイン面で改良。水玉など服のような模様の「パンパース フィットパンツ」を10月上旬に発売する。一方、大王製紙も「グ〜ン」の大きなサイズ(体重13〜25キロ向け)で尿の吸収量を従来品より10%向上させ、改良した商品を11月から発売する。