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信号機倒壊相次ぐ 対策に遅れ

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今月6日、東京・品川区の住宅街で高さ9メートル、重さ200キロを超える信号機の柱が突然倒れました。けが人はいませんでしたが、鉄製の柱の根元が腐食していたため、台風の接近に伴う風速10メートル程度の風で倒壊したとみられています。この信号機は設置から28年がたち、ことし3月の点検で「交換が必要」と判断されていました。NHKが調べたところ、信号機が倒れる事故は全国で相次ぎ、この5年間で16の都府県で、あわせて27本が倒壊していることがわかりました。このうち、大阪の堺市では去年11月、別々の交差点に設置されていた2本の信号機が相次いで倒れ、1人がけがをしました。また、横浜市ではおととし10月、高さ7メートルの信号機が柱の腐食のため、突然倒れて道路をふさいだほか、京都市の中心部の交差点でも3年前、柱の根元が腐食した信号機が倒れました。警視庁によりますと、東京では老朽化のため「交換が必要」と判断された信号機がことし3月末現在でおよそ4700本に上っていますが、予算が限られるため、年に1200本程度しか交換できないということです。このほか、京都や岩手、静岡、大阪など12の府県の警察本部が財政難を理由に老朽化した信号機の交換が進んでいないとしています。警察庁は「自治体の財政状況の悪化などで予算が十分に確保できず、信号機が倒れる危険性は、年々高まっていると考えられる。全国の警察には点検の徹底を指示している」と話しています。
もどる9月27日 19時38分
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