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伊吹幹事長側に違法寄付 3年超赤字の企業から

2007年09月28日08時07分

 自民党の伊吹文明幹事長(衆院京都1区)の秘書が代表を務める「自民党京都府明風支部」が、累積赤字を10年以上抱えていた京都ホテル(京都市中京区)から、少なくとも4年間にわたって寄付を受けていたことがわかった。政治資金規正法は3事業年度以上続けて累積の欠損がある企業が政治活動に寄付することや、それを知りつつ受け取ることを禁じている。伊吹氏の事務所は「欠損があるとは全く知らなかった。よく調べたい」としている。

 政治資金収支報告書などによると、同ホテルは少なくとも03〜06年にかけて、同支部に毎年12万円ずつ寄付していた。93〜05年、累積欠損を抱えていたが、06年決算で解消したという。

 京都ホテルの北田城児総務部長は「年会費として支出しており、寄付という認識がなかった。今後は管理部門が精査する社内体制を築き、認識の違いが起こらないようにしたい」と話した。

 明風支部は京都市下京区にある伊吹氏の京都事務所内に置かれ、05年には200以上の企業・団体から約4700万円の寄付を受けている。

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