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09/27-17:37--チボリ市民公園化　地代負担は倉敷市　運営移管で県が方針　県議会総務委　委員から批判噴出

　岡山県が市民公園として倉敷市に主体的運営を求めている倉敷チボリ公園（同市寿町）問題で、杉潔企画振興部長は２６日、同市が運営を引き受けた場合、公園敷地の賃料は同市の負担になるという認識を県議会総務委員会（久徳大輔委員長）で示した。また、委員からは、開会中の９月定例県議会の代表質問、一般質問に続き批判が相次いだ。 　武田英夫委員（共産）は「土地代はどうなるのか。倉敷市に払えといえば協議は暗礁に乗り上げる。市民公園なのに県が負担するのでは県議会は承知しない」と指摘。 　これに対し杉企画振興部長は「基本的にはこれからの協議だが、倉敷市がやるとなれば根本的に市の負担を前提に話をしなければならないと思う」と答えた。 　このほか、委員からは批判や質問が相次ぎ、長瀬泰志委員（民主・県民ク）は「（この日の説明は）代表質問、一般質問で答えたものと同じ。県議会でどういう意見だったか皆さんが把握していないと先に進まない」と指摘した。 　小倉弘行委員（自民）は、同市が運営を引き受けた場合、県が「必要な協力」を検討するとしている点に触れ「どのような支援があるか分からないのに市は結論を出せない。どの程度の支援が可能か案を出すべき」と詰め寄った。 　戸室敦雄委員（同）は、今後の協議の進め方について「外交交渉ではないのだから、秘密にしながら小出しにする必要はない」とくぎを刺した。 　委員の追及を受け杉企画振興部長は、今後の協議について「できるだけオープンな形で、経過をお知らせしながらやっていきたい」と釈明。支援内容については「現時点で『どういう支援を』というのではなく、倉敷市が方向性を示した後、関係者との協議で出た考え方を委員会などで詰めて予算案を出したい」と説明した。

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