雅子さま帯状疱疹−公務控え2〜3週間治療

 宮内庁は3日、皇太子妃雅子さま(39)が帯状疱疹(ほうしん)と診断されたと発表した。当面公務を取りやめ、治療に専念する。9日に40歳の誕生日を迎えるが、祝賀行事はすべて中止する。

★皮膚科医が正式に診断

 2日夕、頭の後ろと下あごに痛みを伴う発疹(はっしん)が出たため東宮侍医の診察を受け、3日午前、外部の皮膚科医が正式に診断した。

 同日午後から住まいの東宮御所(東京・元赤坂)で点滴治療を開始。今後2、3週間は1日3回の点滴が必要という。治療に万全を期すため、宮内庁病院に入院する可能性もあるとしている。

 帯状疱疹は水ぼうそうウイルスで発症することから、東宮御所では長女愛子さま(2)との接触を避けているという。

★疲労の蓄積が原因か

 雅子さまは11月23日、のどの痛みやせき、微熱を訴え、風邪と診断されていた。愛子さま2歳の誕生日だった今月1日は、ご一家で皇居・御所に天皇、皇后両陛下を訪問。側近は「この時は元気な様子だった」としている。

 発疹が出た2日は公務や行事はなく、1週間後に控えた自身の誕生日に向けた準備をしていたという。

 側近トップの林田英樹東宮大夫は夏ごろから、雅子さまについて「皇太子妃としての重責と、第一子の養育で、疲労が蓄積している」と記者会見でたびたび言明。地方訪問などは皇太子さまだけで出掛けることが増えていた。



著作権、リンク、個人情報について