「EUとのEPA 大枠合意」 岸田外相

「EUとのEPA 大枠合意」 岸田外相
岸田外務大臣は、日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定をめぐり、日本時間の5日夜ベルギーのブリュッセルで行われた閣僚協議のあと、記者団に対し、「閣僚間で、大枠合意の達成を確認できた」と述べて、日本とEUのEPAが大枠合意に達したことを明らかにしました。
閣僚協議は、日本時間の5日夜EU本部があるベルギーのブリュッセルで、岸田外務大臣とEUで通商政策を担当するマルムストローム委員の間で、およそ1時間にわたって行われました。

協議を終えた岸田大臣は、日本時間の5日夜9時半すぎ、現地で記者団に対し、「保護主義的な動きがまん延する国際的な環境のなかで日本とEUが率先して、自由貿易の旗を掲げ続けなければならないという強い使命感の下と私とマルムストローム委員は、政治的な指導力を発揮し、交渉を押し進めてきた。その結果先の閣僚協議で詰めることができなかった重要な論点を解決し、閣僚間で大枠合意の達成を確認することができた」と述べ、日本とEUのEPA交渉が大枠合意に達したことを明らかにしました。

大枠合意の詳しい内容は、まだ明らかになっていませんが、これまでの交渉で、難航していた乗用車やチーズの関税については、EUが乗用車の関税を7年で撤廃するほか、日本のチーズの関税は、ヨーロッパのソフトチーズに一定の枠を設けて15年かけて撤廃することで、双方がほぼ合意したということです。

4年前に始まった日本とEUのEPA交渉が、今回大枠合意に達したことで、世界のGDP=国内総生産のおよそ30%に及ぶ巨大な貿易協定が結ばれる見通しになりました。

EU委員「政治的な合意に」

EUで通商政策を担当するマルムストローム委員は、自身のツイッターに、「岸田外務大臣との協議で、日本との間に残されていた相違点を解消した。われわれは閣僚レベルでの政治的な合意に達した。首脳会談で確認してもらうことにしている」と投稿し、交渉が合意したことを明らかにしました。