車で熱海を訪れた場合は、真っすぐ目的地を目指せば問題は無い。
ただ、電車や公共交通機関を使った場合は別になる。
熱海はある程度、観光地が固まってはいるが徒歩で走破するのは難しい。
更に坂道が多いので、夏場に海岸辺りから来宮神社を目指そうとすると、軽く死ねる。
そこで使いたいのが、熱海駅を起点として運行している「湯~遊~バス」である。
--目次--
湯~遊~バス
湯~遊~バスは熱海駅を先頭に、市内の主だった観光地を循環してる。
お宮の松や起雲閣は元より、駅から離れた”アカオハーブ&ローズガーデン”まで運行している。
平日13便・休日18便の比較的豊富な便数と、主な熱海の名所を巡る事に加え、特定の休日運行の便ではボランティアガイドが乗車してくれる。
ボランティアガイドと言いつつ、結構細かい解説をしてくれるので乗っていても退屈しない。
車なしの旅行の強い味方。バス乗り放題!
— 箱根ヶ崎P.N.3@はてな (@pn3pn3) 2017年5月5日
湯〜遊〜バス。今日は1日よろしくお願いします! #伊豆半島の旅 #バスでGO! pic.twitter.com/Lp26JcPiGn
特にハイシーズンの海側の道はMAXに混むので乗車時間も長くなる。
混雑した車内は非常に窮屈だが、ボランティアガイドの説明を聞いていると結構気が紛れるのもありがたい。
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フリー切符の購入場所
熱海に行った感想として、フリー切符の購入場所はやや解りづらい。
熱海駅自体が混雑してて、人通りも多いので事前に調べた「熱海第一ビル」がわかんねぇ……。
後で場所は解ったけど、バス乗り場と方向が違うので乗る前に買いに行くのも微妙に面倒臭い。
個人的に楽だと思うフリー切符の買い方は、バスに乗車した時に運転手さんから直接買う方法だ。
切符代が700円なので予めお釣りが出ないように、小銭で用意しておくとデキる大人っぽい。
ちなみに1回乗車券は250円なので3回乗れば元が取れる計算だ。
バス会社側でもこちらでの購入を推奨しているのか、旅行のハイシーズンではバス乗り場で路上売りもしている。
特に混雑するシーズンは、バスの乗り口で買うと後のお客さんが詰まってバス遅延の原因にもなるので、予め買ってから乗車したい。
(※画像は公式Webサイトより)
敵か味方か?
ただ、湯~遊~バスを使う上で一つ問題になるのが、このバス”一方通行”なのである。
熱海駅を起点とし、時計周りにお宮の松や熱海城を巡るのだが、反時計回りに回るバスは存在しない。
従って、バスを使った予定を考えるなら、運行スケジュールに沿った移動ルートを選んでおきたい。
例えば熱海駅から、一番最初に熱海城を目指すのであれば、湯~遊~バスを延々と揺られて行くか、市内の普通のバスやタクシーを使うか、徒歩で行くかのどれかになる。
熱海を満喫する上では、湯~遊~バスは大きな味方になるが、同時に行動する順番が縛られてしまう場合がある点に注意したい。
バスの運行時間や道路の混雑状況によっては、駅や今いる場所から歩いて行った方が早い場合もある。
また、裏技的に何か所かの観光施設で割引が受けられたりするので、熱海で1日遊ぶ時は積極的に使っていきたい。
それでは、また。
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