フランス人のデザイナーが3Dプリンタで自作した人型DIYロボットを初めて一般公開した。
5月26日、この人間サイズのプラスチック製ロボットは英語のコマンドに反応し、小さいボールを持ち上げて落としたり、相手の方向に頭を向けたりしてみせた。
ルーマニアで開催されたIT展示会でこのロボットを発表したのは、デザイナーのゲール・ランジュバン氏だ。このロボットのアイデアは、自身が2011年に3Dプリンタで初めてとなる義手を制作したことがきっかけで生まれたものだという。今回のロボットは3Dプリンタとマイクロカメラを使って制作された。
この人型ロボットは学校や病院において子供たちのサポート役となることが期待されている。インターネットに接続すれば、さまざまな質問にWikipediaから回答できる。
ランジュバン氏は、3Dプリンタでロボットを自作するオープンソースプロジェクト「InMoov」を運営している。同氏は自作のモデルがまだ完ぺきではないことを認めている。
「ゼペットじいさんがピノキオを作ったのと似ている。自分が作ったロボットを世界に送り出し、他の人たちがどう利用していくかを観察する」と同氏。
展示会に来場した子供たちはワクワクした様子だった。
「すごいね。とても気に入った。自分でも作ってみたくなった」。ブカレストの名門校St. Savaに通うエイドリアン・マージニーヌくんはそう語る。
自分で組み立てたくないという人たちのために、InMoovは世界各地のロボットビルダーのリストを公開している。ランジュバン氏によれば、同氏の設計に基づき、これまでに推定1000体以上のDIYロボットが制作されているという。
ランジュバン氏のロボットは、英語、スペイン語、フランス語、ロシア語、オランダ語を話すようプログラムできる。ルーマニアのグラフィックデザイナー、ポール・ポペスク氏(35)は現在自身でロボットを組み立てており、ルーマニア語を話せるようにプログラムする計画だという。
このDIYロボットの基本モデルの価格は約1500ユーロ(1665ドル)だ。
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