着服の女性巡査懲戒処分「ホストクラブ通い」
職場の旅行積立金などを着服したとして、神奈川県警監察官室は28日、南署生活安全課の女性巡査(24)を停職3カ月の懲戒処分とした。巡査は同日付で依願退職した。
同室によると、巡査は昨年10月~今年2月、約10回にわたり、課員の旅行積立金など計約154万円を着服したという。巡査は「友人に誘われてホストクラブに行ったら楽しかった。積立金などを代金の支払いに回してしまった」と説明。15年11月以降、東京都内の複数の店舗に約60回通ったという。十数回通う月もあったといい、カードローンで500万円を借りていた。
巡査は同課の会計担当で、毎月31万5000円の積立金を口座に入金するなどしていた。通帳や印鑑は幹部が保管することになっているが、同課では巡査に預けたままにしており、今年2月に上司が通帳を確認して着服が発覚。同室は、監督責任を怠ったとして同課課長の男性警部(54)を28日付で所属長注意とした。【村上尊一】