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インタビュー

2017.04.14

幻のラフを独占公開!「逆転裁判」キャラデザ・布施拓郎さんインタビュー

「異議あり!」の台詞でおなじみの法廷バトルゲーム「逆転裁判」のシリーズ15周年を記念し、4月6日(木)より東京・中野のギャラリー「pixiv Zingaro」にて「逆転裁判画廊」が開催中です。会場入口では、キャラクターデザイナー・布施拓郎氏描き下ろしのギャラリー限定イラストの巨大看板や、15周年を振り返る歴代の「逆転裁判」のイラストをはじめ、雑誌・イベント用に描き下ろされた貴重なイラストなどを展示しています。

今回は、布施拓郎氏に独占インタビューを実施!デザインしたキャラクターや、描き下ろしイラストに込められた想いをたっぷり語っていただきました。また、この記事でしか見られない幻のラフも登場しますのでお楽しみに!

いきなり絵を描き始めない。布施さん流キャラデザ術

──最初に布施さん自身について伺います。まず、どのようにしてキャラクターデザインのお仕事を始めたのでしょうか。

小さいころからゲームと絵を描くことが好きだったので、学生の頃は漠然とそんな仕事ができたらいいなぁと考えていました。卒業後、初めは小さいゲーム会社に就職したのですが、なかなか思うような仕事ができなくて。当時はSNSがないので、絵を描く人は個人サイトでイラストを見てもらうような時代だったのですが、サイトを見た方に「ゲームをいっしょに作らないか」と運良く声をかけてもらったんです。しかも、昔好きだったアーケードゲームの続編だったので、迷わずついて行きました。今思えばかなり怖い話ですが(笑)。そこでいくつかゲームを作った後、フリーで仕事をしたり、友人と会社を起業したり、いろいろ経験してからカプコンへ転職して今にいたる感じです。

──キャラクターデザインって難しそうなお仕事ですよね。作品やシナリオから、どのようにイメージを膨らませてデザインへ落とし込むのでしょうか?

まずはその作品の世界観やテーマを把握するところから始めます。続編であればなおさらですが、その作品のどんなところが人気なのか、一度プレイヤーと同じ目線になってみることが大事だと思います。デザインをするときは、いきなり絵は描きません。まずシナリオで決まっているキャラクターの設定に紐づいた要素を探します。できるだけデザインの幅を広げるために、ここにけっこう時間をかけます。その後、見つけた要素と設定を組み立てるためにラフ画を描き始めます。もしうまくいかないときは、また要素を探す作業に戻ります。納得できるまでこれを何度も繰り返すのですが、設定と要素すべての関係がピタッとはまる瞬間がくるんです。そのときがデザイン作業で一番気持ちいいんですよ。その後は荒かった部分を整理して完成させる感じですね。

──なるほど、実際に絵を起こす前のステップを大切にされているんですね。お仕事の際に、必須のアイテムがあれば教えてください。

甘いものを毎日仕事机に用意しています。デザイン作業など頭を使う仕事が多いので、とにかく糖分が欲しくなるというか。あとはイラストを描くときに音楽をよく聴きます。ただ、デザイン作業のとき、ボーカル入りの曲は考える邪魔になっちゃうので、残念ながら聴けないんです。

──これから挑戦してみたいお仕事はありますか?

キャラクターデザインであればどんなジャンルでもやってみたいです。今までもやったことはあるんですが、格闘ゲームは単純に好きなのでまたやりたいですね。

あと、格闘ゲームとは真逆なんですが、乙女ゲームのキャラクターデザインもいつかやってみたいです。昔から『エースをねらえ!』や『ベルサイユのばら』『はいからさんが通る』などの少女マンガの世界観が好きだからだと思います。機会があればアニメ作品などもいつかはやってみたいですね。



「逆転裁判」のキャラクターデザインへ

──まさかの乙女ゲームに挑戦してみたいとは、とても意外でした……!

続いて、「逆転裁判」シリーズについて伺います。本作のキャラクターデザインを担当された経緯を教えてください。

『逆転裁判5』に参加する少し前に、『逆転検事2』の各話OPとED、イベントカット(※)を担当したことがあって。その流れだと思うんですが、プロデューサーに「逆転裁判5を新しいチームで作るので、アートディレクターとキャラクターデザインをやってくれ」と声をかけられたんです。もちろん最初は嬉しかったんですが、シリーズ6年ぶりの復活というのもあって、実際に開発が始まったらそんな気持ちはすぐにふっとぶくらい大変な仕事でした。

※ゲームの重要なシーンで使われる一枚絵、いわゆるイベントスチルを「逆転裁判」シリーズではイベントカットと呼ぶそうです。



▲ 法廷が崩壊しているイベントカット 『逆転裁判5』より

──「逆転裁判」のイラストを描く際に特に意識している点はありますか?

「逆転裁判」である前に、「カプコン作品」ということを大事にしています。カプコンのイラストレーションに影響を受けた世代なのもありますが、知識に基づいたデッサンや、ゲームとして活きるデフォルメなど、歴代築かれてきた品質を守りたいというか。その作品のひとつに「逆転裁判」という作風がある感じです。私自身は今まで独学でやってきていたので、そのときどきでけっこう作風が変わるんですが、今はカプコンで師事した吉川達哉さんの影響が一番強いと思います

──『逆転裁判6』では年齢や世界観が異なるキャラクターがたくさん登場しました。布施さんの幅広いキャラクター表現は、何を元に生み出されていますか?

創作活動はなんでもそうだと思いますが、できるだけいろいろなものに興味を持って、見て考えることが大事だと思います。それとキャラクターデザインは年齢の描き分けも重要ですよね。私は今まで老若男女問わずいろいろと描いてきたことが「逆転裁判」では活かせたと思っています。個人的には男女ともに30~50歳くらいがいろいろな設定が膨らむので描いていて一番楽しいです。

▲ ナユタ・サードマディ:クライン王国出身の国際検事。裁判に対して独自の考えを持つ。『逆転裁判6』より

▲ 亜内文武:クライン王国で幅を利かせる首席検事。『逆転裁判6』より

──今までご担当された「逆転裁判」シリーズの中で、1番印象に残っているキャラクターはどれですか?

うーん、1人に絞るのは難しいですが、そうですね……「番 轟三」だと思います。新しいシリーズの刑事として、良いデザインにすることができたっていうのもありますし、今までにない個性あるキャラクター性もそうですし。『逆転裁判5』をプレイされた方ならわかると思いますが、いろいろな意味で印象に残っています。

▲ 番 轟三:熱血漢で正義感の溢れる刑事。『逆転裁判5』より

──では、布施さんご自身が1番思い入れのあるキャラクターはどれでしょうか。

これまた難しい……。デザインしたキャラクターは当然それぞれに思い入れがあるんですが、産みの苦しみという意味で「希月 心音」と「夕神 迅」でしょうか。一人に絞れてないですけど(笑)。

▲ 希月 心音:喜怒哀楽が豊かで、負けず嫌いな新米弁護士。証人の「感情」を聴き取るチカラを持つ。『逆転裁判5』より

▲ 夕神 迅:囚人で現役の検事。通称「ユガミ検事」と呼ばれる。『逆転裁判5』より

私が「逆転裁判」で初めてデザインした弁護士と検事というのもありますし、まだ慣れていない頃なのもあってすごく苦労したので。子供はみんなかわいいけど、長男には特別な思い入れがある、みたいな感じです。



「逆転裁判画廊」2枚の描き下ろしイラストに込められた想いとは

逆転裁判画廊では、15周年を記念した2枚の描き下ろしイラストが展示されています。入り口で来場者を迎える「看板イラスト」と、おなじみのキャラクターが記念写真ように描かれた「正装イラスト」。それぞれの見所についてお話を伺いました。

▲ 看板イラスト

──「逆転裁判画廊」のキービジュアルをご担当されたきっかけを教えてください。

『逆転裁判6』の仕事が終わった後、逆転裁判15周年記念用のイラストを描いていたんですよ。そのときはすでに次のチームに所属していたので「これでしばらくは逆転裁判のイラストも描き納めかな……」なんて考えていたんですが、ちょうど描き終わる頃にプロデューサーから「実は来年の4月に逆転裁判の画廊をやろうと思っているんだけど」と言われまして。そのときは「へ~、そんなのがあるんですか」と他人事のように聞いていたんですけど(笑)。なんとかスケジュールの調整がうまくいったので、今回イラストを担当することになりました。

──そうだったんですね! 看板イラストを描き下ろすにあたり、どんなポイントを意識されましたか?

看板イラストは、イベント会場入口の横にある大きな壁に使用することを始めから聞いていたので、そこでしか表現できないような内容にしようといろいろアイデアを考えました。

実は正装イラストもその中の一案だったのですが、画廊内にはシリーズ15年間のイラストが展示されるとお聞きしたので、それなら成歩堂がファンの方とともに弁護士として歩んできた道のりを描くことが一番合うだろうと思い、このアイデアに決めました。キャラクターたちの動きや位置関係、視線などからいろいろと感じていただけたらいいなと思います。

▲ 会場では、ここでしか見られない原画や懐かしいグッズなど、さまざまな作品が展示されています。



正装イラストの真宵ちゃんは袴の予定だった!? 幻のラフを大公開!

──布施さんが「逆転裁判1・2・3」に登場するキャラクターを公式で描くのは貴重で珍しいですよね。

そもそも逆転裁判画廊用の描き下ろしイラストは1点の予定だったのですが、正装イラストのアイデアも個人的に気に入っていたので、「期間内になんとかするのでもう1点描かせてほしい」と無理を言ってお願いしました……実現できてよかった!(汗)


もともと看板イラスト用のアイデアだったので、実はこの正装イラストも初期のラフの時点では『逆転裁判5』以降の成歩堂なんでも事務所メンバーだったんです。結果的に看板イラストと正装イラスト2点を描くことになったので、この正装イラストは看板イラストと被らないよう他のキャラクターにすることになりました。「逆転裁判1・2・3」のキャラクターになったのは、プロデューサーから「今まで公式で描いたことのない糸鋸や冥、ゴドーを描いたらどうか」と提案をいただいたのがきっかけですね。

──そのような経緯で2枚を描き下ろすことになったのですね! 正装イラストには、どんな想いを込めて描かれましたか?

「逆転裁判」の作風でもあるんですが、例えばメインアートの場合でも、成歩堂や王泥喜がビシッと異議ありポーズでキメるじゃないですか。でも、他の部分に必ず「茶目っ気」を入れるんです。なので「いつか逆転裁判でも、思いっきりキメたイラストを描いてみたい!」というのがこの正装イラストの発端です。男性陣はパリッとスーツ。女性陣は華やかなドレスを着て、キャラクターが普段見せないような表情や仕草を描こうと意識して描きました。

──なるほど。キャラクターの珍しい一面が見られるなんて、ファンにとってはたまらない演出ですね。正装イラストにて、綾里真宵はラフの段階で袴だったとか。どんな経緯で洋装となったのでしょうか?

各キャラクターに似合う正装を考えたときに、真宵ちゃんは和装で年齢的にも袴姿かなと考えていたんです。



pixivision独占公開!幻のラフはこちら

▲ 袴姿の真宵ちゃん。ゴドー検事も仮面を外しています。

ラフを描き終えた段階で軽く色を置いて、イラスト全体の雰囲気を確認したときに、洋間で洋装のみんなに囲まれた袴姿の真宵ちゃんが少し浮いて見えてしまって。どうしようか悩んだのですが、「いっそ今まで見たことのないような洋装を着せてみよう!」と思い、クラシカルなワンピースにしたんです。

▲ 逆転裁判画廊の開催が決定し、公開された正装イラストのサンプル。Twitterにて大きな反響を呼びました。

(ワンピースに身を包んだ真宵ちゃんを見て)案の定、プロデューサーには最初「真宵ちゃんぽくない」と言われました(笑)。ですが、個人的に気に入っていたので、なんとか説得しまして。実現できてよかったです。

▲  完成した正装イラスト。キャラクターの顔の向きや表情なども変わっています。実物は「逆転裁判画廊」にて、じっくりとご覧ください!

──貴重なラフをお見せいただきありがとうございます!描き下ろした2枚のイラストの魅せ方の違いは何でしょうか。

看板イラストは「歩み」というコンセプトなのもあり、時間の流れを感じられるような瞬間を切り取れたらいいなと思って描いたので、ポーズや表情、位置関係などはたくさん微調整をしました。

正装イラストは、記念写真風にいつもとは違う空気感を出したかったので、普段よりコントラストを強くしたり、服装のシワなどの情報も多くして少しリアル寄りにしました。

──最後に、「逆転裁判」シリーズのファンの方々へメッセージをいただけますでしょうか。

いつも「逆転裁判」シリーズを応援していただき、本当にありがとうございます。今回は画廊というイラストが中心のイベントですので、来場したみなさんにできるだけ喜んでいただきたいと思い、描き下ろしイラスト2点を描かせていただきました。どちらも会場には大きいサイズで展示されていますので、できたら足を運んで見ていただけると幸いです。

──ありがとうございました!

いかがでしたか?

販売物や会場特別特典の詳細情報が気になった方は「逆転裁判画廊」公式サイトをチェックしてみてくださいね。※会場販売物は売り切れの場合もございますので、ご了承ください。

本展は4月25日(火)まで! このチャンスを見逃さないように、中野ブロードウェイへ行ってみてくださいね。


■ 逆転裁判15周年記念「逆転裁判画廊」

日程:2017年4月6日(木)~ 4月25日(火) 12:00~19:00 ※水曜定休日

会場:pixiv Zingaro

入場:無料

企画:pixiv・CAPCOM

運営:Kaikai Kiki

逆転裁判15周年記念「逆転裁判画廊」公式サイト

【布施拓郎さんのサイン入り!会場限定ポストカードセットをプレゼント】

会場でしか手に入らないポストカードセット(12枚入り/ケース付き)に、布施拓郎さんの直筆サインを入れた特別版を限定3名様にプレゼントします。


応募方法はpixivision公式Twitterをフォロー&こちらのツイートをRTするだけ!

ご応募は2017年5月3日23:59までです。みなさんの応募をお待ちしています。

※当選連絡はTwitterのダイレクトメッセージから差し上げます。

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