松井知事「パビリオンの待ち時間ゼロに」
大阪府の松井一郎知事は14日午前、日本外国特派員協会(東京都)で記者会見を開き、2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致に向け「日本は世界が抱える共通の課題の解決策を示すことができる」とアピールした。政府は24日、博覧会国際事務局(BIE、本部・パリ)に立候補を届け出る予定。今後はBIEに加盟する168カ国の支持を得る外交的手腕が問われるため、海外メディアへのPRも重要な要素となりそうだ。
松井氏は約70人の海外メディア、日本メディアの記者らを前に「パビリオンの待ち時間をゼロにする」「ロボットが来場者をガイドする」など万博で実現を検討しているアイデアを紹介。「1970年大阪万博の焼き直しにはしない。日本の成長をけん引する万博にしたい」と強調した。
25年万博の開催国は、来年秋のBIE総会で加盟国の投票により決まる見通し。【青木純、藤顕一郎】