詐欺容疑で男を逮捕 車で移動しながらうその電話か

詐欺容疑で男を逮捕 車で移動しながらうその電話か
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東日本大震災の被災地への寄付をめぐるうその電話をかけ、お年寄りから現金をだましとったとして、詐欺グループの指示役と見られる男が逮捕されました。警視庁はこのグループは摘発を逃れるため、車で移動しながら詐欺の電話をかけていたと見て調べています。
警視庁によりますと、逮捕された川崎市の職業不詳、石井照之容疑者(38)は去年11月ごろ、すでに逮捕・起訴された男らとともに、山梨県の70代の女性から現金580万円をだまし取った疑いが持たれています。

このグループは東日本大震災の被災地に寄付を行うボランティア団体を名乗り、「寄付のための登録枠を譲ってほしい」などと架空の話を持ちかけたうえで、その数日後に「あなたが登録枠を譲ったせいで警察に逮捕された人がいる」などと脅すようなうそを言い、解決金名目で金をだまし取る手口だったとということです。

警視庁は石井容疑者がグループの指示役だったと見ているほか、摘発を逃れるため、関東一円を車で移動しながら詐欺の電話を繰り返しかけていたと見て、実態解明を進めています。

逮捕された石井容疑者の認否について、警視庁は明らかにしていません。