前回エピソード「まだ産まれないと言われたけど…もう無理、出る!! 理性では我慢できないいきみ感、来襲 by マルサイ」からのつづき…
このままでは産まれてしまう‼︎
今こそナースコールを‼︎
そう思いナースコールのボタンを押し助産師さんの声を聞いた瞬間、第二波(ビッグウェーブ)が襲ってきました。
どうされました〜?と聞かれたところで説明する余裕など全く以ってナシ‼︎
即駆け付けた助産師さんの顔に「ヤバイ‼︎」と書いてあるのが見てとれました。
子宮口はまさかの全開。
その時ようやく「3人目は進行が早い」ということの意味を理解したのです。(進行が早いというか急展開というか…)
助産師さんの準備が整うまでいきむことを禁じられた私。
けれど身体は産む気満々。
助産師さんたちのやり取りを聞いていたら待つことに痺れを切らしてしまい、つい勝手にいきみ始めてしまい、そこから強引に本番突入。
この頃になると急に肝が座り「もうどうにでもなれ」とか「我が生涯に一片の悔いなし」といった心情。
なので会陰切開が間に合わなくても破けても産まれてくれば何でもいいやといった具合。(で、案の定破ける)
そんなわけでお構いなしにいきむコト3回目…
37週5日
AM4:20
2865グラム
三男誕生〜‼︎‼︎
その直後取り上げられた三男を受け取り「よく頑張ったね〜」と声をかけ、夫に臍の緒を切ってもらいました。(そういえば夫はずっと横についていたのでした)
この瞬間は本当に幸せです。
そんな幸せの絶頂で目に飛び込んできたのがこちらの図↓
大股開きの向こう側に、院長と長男がいる。
夫でさえ立ち入ることの許されない聖域に、長男がいる。
この光景のインパクトがあまりにも強く、三男が霞んで見えた程でした…。
何はともあれ元気に産まれてきて本当に良かった‼︎
…期せずしてこの記事を書いたのは三男の2歳の誕生日でした。
2年前のあの日、産まれたばかりの三男を胸に抱いた時感じた命の重みを今でもハッキリと思い出すことができます。三男、産まれてきてくれてありがとう!
著者:マルサイ
年齢:37歳
子どもの年齢:7歳・5歳・2歳
子どもたちが寝静まった後の大人のゴールデンタイムに描いた絵日記をインスタグラムに投稿するのが最高の娯楽。趣味は田んぼの生き物を観察すること。単行本「男子が3人います。」(大和書房)発売中!
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