「頭痛がひどくて、仕事に集中できない!」
「せっかくの休日なのに、頭痛のせいで楽しめない!」
あなたにも、そんな経験はありませんか?
それって、もしかしたら片頭痛かもしれません。
片頭痛の人の場合、直接的には片頭痛の原因ではないことでも、片頭痛を引き起こすきっかけになることがあります。
あなたの頭痛に当てはまることはありますか?
頭が痛くなった時に、「今すぐ治したい!」という人のために、治し方もご紹介します。
そして普段のライフスタイルで予防する方法も、チェックしてみてくださいね。
【片頭痛の原因】そもそもこれって片頭痛なの?
あなたの頭痛が起きるタイミングを思い出してみてください。
これからご紹介する項目に当てはまっても、必ずしも片頭痛とは限りません。
今すぐ頭痛を治したい!というあなたは、つぎの「片頭痛の治し方」もご覧ください。
①生理前・生理後になるとひどい頭痛が起きる
生理前や生理後になると、かなりひどい頭痛が起きることってありませんか?
この頭痛の原因は、ホルモンバランスの急激な変化によるものだと考えられます。
このような頭痛は、生理痛の症状の1つとも考えられます。
ただ片頭痛の人は、生理後などに頭痛を起こしやすいとも言われています。
②休日になると頭が痛くなる
せっかくの休日なのに、朝起きた瞬間から頭痛がひどくて何もしたくないと思うことはありませんか?起きてしばらくしてから、頭が痛くなることもあるかもしれません。
ワタシもこの頭痛の原因がわからずに、かなり苦労しました。
じつは「寝すぎ」が原因だったんです。
ただし片頭痛じゃない人は、このような症状がほとんど起きないそうなんですね。
もし寝すぎで頭痛が起きる人は、片頭痛の可能性が高いと言えるでしょう。
③お酒を飲むと、二日酔いでもないのに頭痛がする
お酒を飲んでから数時間後、または翌日に頭痛がひどいことはありませんか?
飲み過ぎたなら二日酔いだと思いますが、1杯くらいしか飲んでいないのに頭痛がすることってありますよね。
これも片頭痛の人の特徴なんです。
とくに赤ワインを飲むと片頭痛がひどくなると言われています。
でもワタシの経験からすると、赤ワインでも白ワインでも、あまり変わりませんでした。(ちなみにお酒はつよい方です)
そもそもアルコール類を飲むと、頭痛が起きやすくなると感じます。
④天気が悪くなると頭が痛くなる
片頭痛の人は、雨が降る前くらいになると頭痛が起きることが多いです。
これは、気圧の変化が原因になっているからなんですね。
雨のときは低気圧ですから、気圧が下がります。
すると脳の血管にかかる圧力が下がり、血管が拡張してしまうようなんです。
血管が拡張すると、炎症を起こして片頭痛を引き起こすというメカニズムなんですね。
くわしい原因については、まだはっきりとは解明されていないようです。
⑤仕事中は頭痛がするのに、家に帰ると治る
仕事の時など、緊張した時やストレスを感じたときに頭痛がすることはありませんか?
片頭痛にはいくつかの種類があり、「緊張型頭痛」の場合にはストレスが原因になることが多いです。
家に帰るとリラックスしますので、緊張型頭痛の症状が軽減されるんですね。
ただし、これとは真逆の原因によって片頭痛があらわれる場合もあります。
リラックスした状態のときは、副交感神経が優位になり、脳の血管が拡張すると考えられます。まさにこの状態のときに頭が痛くなる人もいるのです。
場合によっては、「混合型」と呼ばれる複数の原因によって片頭痛を引き起こす人もいることでしょう。
⑥鼻がつまっていると頭痛が起きる
鼻がつまっているときに、頭痛が起きることはありませんか?
これは単純に、脳に酸素が行きとどかなくて頭痛が起きている場合もあるでしょう。
しかし花粉症の季節になると、頭痛が起きるという人は、片頭痛の可能性があるそうです。
花粉症の症状にも頭痛が挙げられますが、片頭痛の人は花粉症が原因で頭痛を引き起こすという考え方もあるようなんです。
さまざまなところに原因がある片頭痛ですが、もし痛くなってしまった場合には、どのような治し方があるのでしょうか。
今すぐ片頭痛をスッキリ解消できる治し方
あなたのツライ片頭痛を今すぐスッキリ治す方法をご紹介します。
すべての頭痛の治し方に当てはまるわけではありませんが、この対処法で治る場合が多いです。ぜひ試してみてください。
①首や頭を冷やす・締めつける
片頭痛の原因の多くは、脳の血管が拡張することによって引き起こされます。
そのため頭を冷やして、血管を収縮することで片頭痛が治ると考えられます。
首を冷やすのも効果的ですが、寒い時は頭だけにしましょう。
冷やしたときに「気持ちいい」と感じれば、効果的な治し方であると考えられます。
場合によっては、冷やすと余計に頭痛がひどくなることも考えられます。
その場合は逆に、温めたほうが良いでしょう。
②カフェインを摂取する
カフェインには、血管を収縮させる作用があります。
片頭痛を治すには、カフェインを摂取すると良いでしょう。
もし毎日きまった時間にカフェインを摂取する習慣があるのなら、休日にも同じ時間に飲んだほうが良い場合もあります。
いつも飲む時間に飲まないと、頭痛が起きることがワタシの経験ではありました。
ただし注意しなければいけないのは、カフェインの摂りすぎが原因で片頭痛を引き起こすこともあるということです。
くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。
③暗く静かな部屋で安静にする
片頭痛の症状があらわれた時の治し方としては、暗く静かな場所で安静にすることです。
片頭痛の特徴として、音や光に過敏になることがあります。
ちょっとした音でも、耳に響いて不快に感じるときは、頭痛が起きる前兆か、すでに頭痛が起きているのではないでしょうか?
今すぐ頭痛を治したい場合には、暗く静かな部屋で安静にしてみてください。
楽になるはずですよ。
ライフスタイルで片頭痛を予防する方法
片頭痛は、日頃の生活習慣で改善できることが多いです。
ストレスや体の不調などを感じる人は、とくにおすすめしたい予防法です。
①睡眠時間を一定にする(2時間以上の変動はNG)
片頭痛を予防する方法は、睡眠時間を一定にすることです。
普段の疲れを回復させるために、休日に寝すぎるのは片頭痛の原因になります。
最高でも2時間までならOKですが、それ以上はいつもより長く寝ないようにしましょう。
もしどうしても寝たい場合には、朝はいつもと同じ時間に起きて、昼寝などをすると良いでしょう。
朝の時点で寝すぎてしまうと、1日中ずっと片頭痛に悩まされることになります。
せっかくの休日は、楽しみたいですよね。
②ストレスを解消する方法を見つける
緊張型頭痛ではない場合でも、ストレスは片頭痛の原因になります。
ストレスがたまると自律神経が乱れますので、ホルモンバランスを崩すこともあるでしょう。
またストレスがたまると、血管が拡張しやすいと言われています。
つまり緊張状態のときと、リラックス状態のときの差が激しいと、血管が収縮したり拡張したりの変動が大きくなります。
この変動が、片頭痛を引き起こすと考えられます。
日頃からストレスを溜めないようにして、自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。
③ウォーキングなどで運動不足を解消する
日頃から運動不足の人や、食事制限で過剰なダイエットをしている人などは、片頭痛を起こしやすいと言われています。
ストレス解消のためにも、適度な運動は大切です。
運動不足で血行が悪くなっている場合には、血管の拡張と収縮が急激に起こりやすく、片頭痛を引き起こす可能性もあります。
ウォーキングなどの有酸素運動を習慣にして、体のめぐりを良くしておくようにしましょう。
④片頭痛を引き起こす食べ物・飲み物をひかえる
片頭痛を引き起こしやすい食べ物と飲み物がありますので、それらの摂取をひかえることも大切です。
先ほどご紹介した赤ワインは有名ですが、一緒にたべると美味しい「チーズ」や「サラミ」なども片頭痛の原因になりやすいです。
また「チョコレート」や「かんきつ類」なども、片頭痛の原因になると言われています。
アルコールは赤ワインにかぎらず、他のお酒も避けたほうが良いでしょう。
⑤急激な温度変化に気をつける
片頭痛の原因には、神経や血管のはたらきが関係しています。
これらは、急激な温度変化によっても影響を及ぼすと考えられます。
とくに夏は、外が暑く、室内は涼しいですよね。
このような急激な温度変化によって、血管が収縮したり拡張したりするため、片頭痛を引き起こすと考えられるのです。
ただ血管が収縮すれば片頭痛が治るという単純なメカニズムではなく、収縮すれば拡張しようとするはたらきがあるため、今度は拡張しすぎて頭痛が起きるということもあるようですね。
頭痛薬の飲み過ぎでも頭痛が起きる!頭痛外来に相談
頻繁に頭痛が起きる人は、片頭痛の可能性があります。
薬を飲んでも効かない場合には、飲んでいる頭痛薬の種類が合っていないこともあります。
また頭痛薬を飲み過ぎて起きる「薬物乱用頭痛」の場合もありますので、その場合には医師に相談することをおすすめします。
頭痛外来を開設しているクリニックもありますし、市販薬に関しては、ドラッグストアに常駐している薬剤師に相談してみると良いでしょう。
適切な治し方がわかれば、片頭痛は改善できますので、あきらめずに実践してみてくださいね。
いちばん効果的なのは、「ストレスを解消すること」ですよ!
毎日のリラックスタイムを大切にして、ストレスをため過ぎないようにしましょうね。