【星4.3】ムーラン・ルージュの感想・レビュー・評価〜王道なロマンスも込められたミュージカル〜

総合：★★★★☆(4.3)
普通のロマンスミュージカルかと思いきや、インド映画のような盛大なダンスとアップテンポの曲の繰り返し、その上で王道なロマンスも込められた良作。デビット・ボウイやマドンナ、ビートルズといった有名なアーティストの楽曲がいたるところで使用されており、「ミュージカル」というものに対する一種の恐れを取っ払ってくれる作品。普段ミュージカルに親しまない人に、見てほしい。

サティーン役：ニコール・キッドマン
「奥さまは魔女」で一気にお気に入りランクインのキッドマン女史。名前かっこいいよね。とにもかくにも、ニコール・キッドマンが美しい。もう、どのレビューもそうなんだけど、ヒロインは美しい人じゃないとダメだ。美しいってのは演技の次に重要になってくる。ニコール・キッドマンはその領域で僕の欲を十二分に満たしてくれる女優である。
クリスチャン役：ユアン・マクレガー
「スターウォーズ」でおなじみのユアン・マクレガーさん。SW以外で初めて彼を見た「アイランド」で気になったのと、前述のキッドマンとタッグを組んだのとで、この作品を見るしかなかった。見てよかった。ちょっと歌声はヒュー・ジャックマンに劣っていたかな。

そういえば最近ニコール・キッドマンの「シークレット・アイズ」みたけど、年を感じたな。それでもジュリア・ロバーツよりずっといけてるんだけど。

脚本：★★★★☆
儚いロマンスとともに、アップテンポの曲と、めまぐるしく展開するストーリーで目を離すことがなかった。貴族の権力にはおよばない貧乏青年が愛を貫くストーリーを、劇中劇で示しながら、映画のストーリーとして起こしている。
演出：★★★★★
華やかな衣装、音楽、舞台作り、どれを取ってもよかった。特に印象的だったのは、キャラクターをフォーカスしたシーンから一転、遠目のシーンに移り、そのまま別シーンへ移る感じのカメラワークだった。これは「バードマン」とはまた違う表現の仕方で面白かった。

みどころプラス
使用された楽曲・「Lady Marmalade」：Christina Aguilera,P!nk,Lil’ Kim, Myaとのコラボ曲。グラミー賞を獲得。・「Material Girl（マテリアル・ガール）」：マドンナのヒットソング。1985年リリース。・「Your Song(僕の歌は君の歌)」：エルトンジョンのヒット曲。1970年リリース。・「I Will Always Love You(オールウェイズ・ラヴ・ユー)」0：ホイットニー・ヒューストンのヒット曲。1992年リリース。個人的にはこれが一番思い出の深い歌でした。・「All You Need Is Love(愛こそはすべて)」1：ビートルズのヒット曲。1967年リリース。・「Because We Can」2：ファットボーイ・スリムのヒットソング。超アップテンポで、ミュージカルイメージできないでしょ？・「I Was Made For Loving You」3：キッス(Kiss)のヒット曲。1979年リリース。これはwww・「Silly Love Songs(心のラヴ・ソング)」4：ウイングス(Wings)のヒットソング。1976年リリース。・「One More Night」5：フィル・コリンズのヒットソング。1985年リリース。

どうでしょう、あなたの知っている曲もたくさんあったと思います。監督のバズ・ラーマン、今作品で気になりました。次はニコール・キッドマン（またか）の「オーストラリア」を見てみようかな。とりあえずミュージカルに手が進まない方、クラシックよりも激し

とりあえずミュージカルに手が進まない方、クラシックよりも激しい曲が好きな方、スターウォーズ好きな方、ニコールキッドマンが好きな方はぜひともご覧いただきたい作品です。以上。