今村復興相 辞任の必要ない 安倍首相
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安倍総理大臣は衆議院本会議で、原発事故によるいわゆる「自主避難者」の帰還をめぐる今村復興大臣の発言について、被災者に寄り添い復興に取り組むという内閣の方針に変わりはなく、今村大臣は謝罪しているとして、辞任の必要はないという考えを示しました。
今村復興大臣は4日の記者会見で、原発事故によるいわゆる「自主避難者」が帰還するかどうかは、自己責任だなどという認識を示したほか、質問した記者に対し、「うるさい」などと述べ、その後、陳謝しました。
この発言をめぐって、6日の衆議院本会議で、民進党の逢坂誠二氏は、「自主避難されている皆さんの心を逆なでするものであり、冷静さを保てない今村大臣は即刻辞任すべきだ」とただしました。
これに対し、安倍総理大臣は「被災者の方々に寄り添いながら、復興に全力を挙げるとの安倍内閣の方針は、いささかも変わるものではない」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「今村大臣は謝罪会見を行い、感情的になったことをおわびし、冷静・適切に対応していく旨を申し上げた。今村大臣には引き続き被災者に寄り添って1日も早い被災地の復興に向け、全力で職務に取り組んでいただきたい」と述べ、今村大臣が辞任する必要はないという考えを示しました。
この発言をめぐって、6日の衆議院本会議で、民進党の逢坂誠二氏は、「自主避難されている皆さんの心を逆なでするものであり、冷静さを保てない今村大臣は即刻辞任すべきだ」とただしました。
これに対し、安倍総理大臣は「被災者の方々に寄り添いながら、復興に全力を挙げるとの安倍内閣の方針は、いささかも変わるものではない」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「今村大臣は謝罪会見を行い、感情的になったことをおわびし、冷静・適切に対応していく旨を申し上げた。今村大臣には引き続き被災者に寄り添って1日も早い被災地の復興に向け、全力で職務に取り組んでいただきたい」と述べ、今村大臣が辞任する必要はないという考えを示しました。
民進 蓮舫代表「驚きを禁じえない」
民進党の蓮舫代表は記者会見で、「辞任させるつもりがないという安倍総理大臣の認識に驚きを禁じえない。自主避難先で起きている子どものいじめ問題などに敏感に寄り添い、改善策を提案していく責務を担っている人が、『自主避難は自己責任』と言い放ち、記者に非常に傲慢な態度で臨んだ。謝罪しただけでは到底済まされるものではないし、本音は変わっていないと思うので、復興を担当する任にあらずと、私たちは辞任を要求したい」と述べました。