全線開通もう少し 除雪作業着々
北アルプスを貫き、富山・長野両県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」の除雪作業が着々と進んでいる。除雪車やブルドーザーが白銀の山並みをかき分け、美しい曲線を浮かび上がらせている。
ルートを運営する立山黒部貫光(富山市)などによると、除雪は雪の大谷(標高2390メートル)付近まで終わり、最高地点の室堂(同2450メートル)までもう少しだ。
今冬は積雪量が多く、室堂では4日現在で、昨年より3.1メートル多い8.6メートルの雪が残る。観光客増を見込み、今年は例年より1日早く週末の15日に全線開通する予定。【鶴見泰寿】