LGBT(性的少数者)を象徴する虹色の旗をデザインしたギルバート・ベーカーさんが、3月30日、米ニューヨークの自宅で死去していたことがわかった。米紙サンフランシスコ・クロニクルなどが伝えた。65歳だった。死因はわかっていないが、就寝中に亡くなったとみられている。

 ベーカーさんは1970年代から、米国で同性愛を公表して公職に就いた先駆者ハーベイ・ミルク氏らとLGBTの権利を守る活動をしてきた。サンフランシスコのカストロ地区で活動するうちに、ミルク氏らから運動の象徴となる旗のデザインを頼まれ、78年に虹色の旗を考案。6色の旗はその後、LGBTの象徴として世界中で使われるようになった。

 生前、「LGBTの権利を守ることは人間の多様性を守ること。旗は言葉を超えて人を結びつける象徴だった」と語っていた。(サンフランシスコ=宮地ゆう