こんばんは。ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。
このブログで中世の歴史について、特に戦いの場面を多く書いています。
しかし、ウェールズの戦いは他の国々との侵略戦争とは大きく異なっています。
「王」の考え方、仕組みが大きく異なっているのです。
その点をお話ししておきたいと思います。
独裁王は居ない、庶民的な王
中世ウェールズって、他の国々とは違ってたんですってね。
民主的って言えるか分からないけど、同時期の他の社会よりずっと公平だったんだ。
人々の権利はハウェル大王が制定したウェールズ法や伝統文化で守られているんだ。
たとえば、権力者である「王」はウェールズにはいないんだよ。
王がいないってどういう事ですか?
いわゆる独裁的な王ではなく、人々から選ばれた王なんだ。
選挙みたいですね〜
ウェールズ王室から統治者は選ばれているけど、城に住む貴族が選ぶわけではないんだ。一般大衆が選ぶんだよ。王と言うより、全ての人が選んだリーダー的な統治者なんだ。人々もウェールズ王と直接話しもできたし、ウェールズの王は人々に愛されたんだよ。
庶民的でいいですね。そんな王なら、会って話がしてみたいです。
だけどウェールズは戦乱続きだったんでしょ。
ウェールズ魂
確かにそうだな。小国に分かれたウェールズ内の国々で紛争は絶えなかったな。
でも、それらは憎しみ合っての戦争ではなく、国間の論争を解決する為の戦争だったんだ。
だから、侵略戦争ではなく、自分たちを守る為の防戦なんだよ。
ウェールズ内での最強国グウィネズが他国を抑えたときでも、あたかも独立した国々として扱ったし、他国もグウィネズを侵略しようとは考えなかったんだ。
そんな国なら人々はとても安心して暮らせますね。ウェールズ愛を感じます!
ウェールズがイングランドやヴァイキングと言った、外敵から侵略された時、ウェールズの人々が団結して立ち向かったのも、ウェールズの愛国心が強かったからかも知れないな。
「ウェールズ魂」ってことですね!
最後に
今回の記事は、ウェールズ歴史の著者であり大学でも教鞭をとられているDr.Gideon氏(ギデオン先生)と、たなかあきらとの会話をもとにしています。
ギデオン先生との出会い
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最後まで読んで下さりありがとうございました。