京都ネット派、滋賀は書店派 本の購入、隣県で対極に
本を買う際、全国で最もネット通販を利用するのは京都府民で、逆に書店利用率の全国トップは滋賀県民-。通販業界団体のアンケートでこんな結果が出た。京滋で対極となった理由について、県民性に詳しい専門家は、京都府民のプライドの高さと、滋賀県民の図書館利用率の高さにヒントがあると分析している。
日本通信販売協会(東京都)が、本に限らずネット通販を利用したことがある全国1万人にインターネットでアンケートした。「書籍購入で、ネット通販とリアル店舗のどちらを利用することが多いか」との問いに、「ほとんどネット通販」「ネット通販が多い」を合わせると京都府民は57・6%に上り、全国平均の43・1%を大きく上回った。逆に「ほとんど実際の店舗」「実際の店舗が多い」を合わせると滋賀県民は41・4%で、こちらも全国平均31・5%より10ポイント近く多かった。
調査結果を分析した県民性研究家の矢野新一・ナンバーワン戦略研究所長は「京都府は多くの大学を抱え、本好きで勉強家が多い。千年以上も都であり、プライドも高い」とした上で、「勉強していることを周囲に言わないため、こっそり買えるネット通販がぴったりなのではないか」とコメントしている。
一方、滋賀県民については「近江商人のDNAを受け継いだ滋賀県民も勤勉で本好きだ。同県は文化行政に力を入れ、図書館利用者数や貸し出し冊数は全国トップクラス」と指摘。「図書館と書店の共通点は、探している本以外との偶然の出会いが挙げられるが、滋賀県民はその出会いを求めて書店にいくのかも」と推測した。
【 2017年03月26日 09時22分 】