アガサ・クリスティ、不朽の名作『そして誰もいなくなった』
豪華キャスト陣集結で記者会見開催!俳優陣が語る撮影エピソードとは…?
日本を代表する豪華キャストが集結して
制作された本ドラマの記者会見が開催され、主演の仲間由紀恵をはじめ、
向井理、柳葉敏郎、大地真央、余貴美子、國村隼、
藤真利子、橋爪功、津川雅彦、荒川良々、沢村一樹、
そして今作の監督を務めた和泉聖治監督が登壇しました。
■豪華キャスト陣勢揃い! 撮影中のエピソードにはほどよい緊張感が満載!?
会見会場にかけられた幕が上がると、そこにはすでに登壇キャスト陣が勢揃い!
劇中で使用された暖炉や調度品などが並べられたセットの前に豪華俳優陣が居並ぶ様子は、まさに“圧巻”のひと言。集まった報道陣も、その圧倒的なオーラに息を呑んでいるようでした。
作品の世界観を踏襲すべく、一様に神妙な面持ちで着席していたキャスト陣でしたが、ひとりずつ挨拶をしていく中で柳葉が「そろそろ顔、崩してもいいですか?(笑)」と提案。それに賛同するようにキャスト陣の表情が笑顔に変わり、和やかな雰囲気に包まれました。
キャスト陣からは撮影中のエピソードが語られ、それぞれどのような心境で撮影に臨んでいたのか、当時の心情も吐露。仲間が「いい緊張感の中でとても贅沢な時間を過ごし、ワクワクしながら撮影しました」と語ると、向井も「かいたことのない汗をかきながらも、多くのことが勉強になった現場でした」と明かし、先輩俳優たちとの貴重な共演機会を振り返りました。
さらに余は「セリフを間違えてはいけない、という緊張感に襲われていたわたし自身の“心のサスペンス”を楽しんでください」とユーモアも交えたトークを。國村が「みんなが順番に死んでいくのだけど、出来れば最後のひとりにはなりたくないと思っていた」と笑わせると、某サスペンス劇場で“最多犯人役記録”を持つ藤は「殺すのは得意なのですが、今回は殺されました(笑)」と自身のキャラクターを存分に生かしたトークを展開しました。
最年長として撮影を引っ張った津川は「みんなに労ってもらいながらの撮影だった」と笑いながらも「存在感のある俳優さんたちばかり」と共演陣を絶賛。橋爪も「一筋縄ではいかない人たちばかりでまとめるのが大変でした(笑)」と話しつつも、楽しかった撮影現場を回顧していました。
残念ながらスケジュールの都合で会見は欠席となってしまった渡瀬恒彦からはメッセージが。「ひとクセもふたクセもある一騎当千のツワモノ達、中に置かれた高山の花、水辺の花、温室の花。仕上がりはどうなっているのか…?」と作品完成に期待をかけるコメントが寄せられました。
また、事件捜査にやってくる刑事役の沢村と荒川は、仲間ら“殺された人々”とは今日が初対面だったそう。「芝居などでは滅多に緊張しない」という荒川も一堂に会したキャスト陣を前にとても緊張してしまったそうで「怖かったです…」とポツリ。すると沢村は「僕らが撮影に入ったときはみなさんもう亡くなっていたので、今日は亡霊に会っているような気分(笑)。荒川くんとは別の意味で“怖かった”です」とユニークな例えをして笑わせました。
「いい緊張感のある現場だった」とみんなが口を揃えて話した『そして誰もいなくなった』。日本のミステリー史に新たな1ページを刻むであろう今作は、大地が「わたしにとって大切な作品になりました」と話すように、キャスト陣にとっても大きな転機となる作品になったようでした。
白峰 涼(しらみね・りょう)役 仲間由紀恵 コメント
日本で初めて、世界で最も読まれているミステリー作家、アガサ・クリスティ原作の『そして誰もいなくなった』が二夜連続スペシャルドラマとして実現するということで、このお話を頂戴し、嬉しくてワクワクしながら撮影に入りました。
元金メダリストの水泳選手という役柄だったものの、水泳選手をアピールできるシーンはほとんどなかったのですが、一生懸命演じさせていただきました。
今回、ドラマでは殺される役を初めてやらせていただきましたが、なんていうのでしょうか…やっぱり気持ちのいいものではないなと思いましたし、殺される撮影の近辺は、嫌な夢を見るようになりました。起きるとき、イヤ~な気持ちになりながら、撮影に向かっていました(笑)。
寒い思いや、痛い思いをされた方…みなさんさまざまな殺され方をし、どなたの殺され方も嫌なものでした。観ていただいてのお楽しみになりますが、でもやっぱり、私は私の殺され方がいちばん嫌だなと思っています…(笑)。
素晴らしい俳優の方々と共に撮影の時間を過ごせましたこと、大変嬉しく思っています。いい緊張感の中、恐ろしい世界観を持つこの作品を撮り終えることができて、贅沢な時間だったなと思っています。いったい犯人は誰なのか、なぜこの事件は起こってしまったのか…。素晴らしい俳優陣と和泉監督が描き出す、恐ろしい世界観を最後までぜひ楽しんでください!
五明 卓(ごみょう・たく)役 向井 理 コメント
僕の役はこの中では一番若いので、少し軽妙に、時には場を引っかき回すようなスパイスになればと思ってやらせていただきました。かいたことのない汗もかきながら、日々いい刺激もあり、すごく勉強になりました。重厚な作品ではありますが、現場はとても笑いが多かったので重厚感ばかりではなく、いろいろなやり方で撮影が出来るということもわかりました。
僕は今作で初めて殺される役をやらせていただきました。10人がひとりずつ死んでいくわけですが、僕はその中でもある意味とても重要な役を仰せつかったと思っています。ぜひ見逃さないでいただければと思います。
とにかくスピーディーな現場で、和泉監督もたまにいきなり本番ということもありました。恐らく現場の空気を読んでやられたことだと思います。それでも、津川さんはその日初めてしゃべる台詞がいきなり本番でも完璧にクリアしている。そんな津川さんもいれば、「あら今、本番だったの?」とキョトンとする大地さんもいるという(笑)、すごく個性的な現場でした。展開が早くなると台詞もバーッとまくしたてる緊張感もありつつ、その一方でチャーミングな面もある。かつまた、すごく引き締まる面もあるという、本当にいろいろな感情を経験させてもらいました。ただ一言でいえば“すごく楽しい毎日”でした!
ケン石動(けん・いしるぎ)役 柳葉敏郎 コメント
元傭兵役ということで撮影は戦場で暴れるシーンから始まったのですが、その時からアドレナリンが出まくっていました(笑)。知らない外国語が飛び交っていましたが、そのいい緊張を、素晴らしい現場環境のもと最後まで貫き通せたかなと思っています。画面を通してこの重厚さを感じていただけたならと思います。
星空綾子(ほしぞら・あやこ)役 大地真央 コメント
素晴らしいスタッフ、キャストの皆様とこの作品に携わることができ、大変嬉しく思っております。現場では毎回いろんな発見がありました。心の中でクスクスと笑えるような人間の裏腹な部分、本音の部分、人間臭さを感じられる作品だと思います。私の役は昔、大スターだった女優。原作よりも華やかで不思議な感じを監督が作ってくださいました。それがうまく表現できていればいいのですが…。わたしにとって大切な作品となりました。ありがとうございました。
テストだと思っていると、「今ので撮れたよ」と監督がおっしゃることがあって、「そうなんだ~」みたいな(笑)。作品自体がスリリングですから、現場もスリリングだなと思いながら、今までにない刺激的な経験をたくさんさせていただきました。仲間さんとはすごく久しぶりにお会いして、撮影の合間にはほっこりするお話もさせていただきましたが、本番になると皆さんピッと引き締まる。アガサ・クリスティ作品の力か、皆様の姿勢のおかげなのか、とてもいい現場に立ち会わせていただけたと思っております。
神波江利香(こうなみ・えりか)役 余 貴美子 コメント
今回の現場は、有名芸能人の方と先輩たちに囲まれ、セリフを間違えてはいけないというプレッシャーと恐怖の毎日でした。その心のサスペンスが作品に反映されたのではないかと思います(笑)。
私はこの中で一番、寒い殺され方をしました。もう若くないので、別の死に方が良かったなぁと思いました(笑)。
久間部堅吉(くまべ・けんきち)役 國村 隼 コメント
元刑事で探偵業を営んでいる、という役をやらせていただきました。ひとりひとり死に方が違うのですが、僕の死に方は余さんほど大変ではありませんでした(笑)。ただ気になっていたのは、死ぬ順番です。できるなら最後のひとりにはなりたくない、それこそ文字通り現場が“そして誰もいなくなって”自分だけが撮影している、そんなことにはなりたくないねと、いつも話していました。と言いますのも、わたしたち、結構しつこく生きているんです(笑)。舞台ではなく映像でアガサ・クリスティを楽しめることはそうそうないこと、視聴者の皆さんにぜひ楽しんでいただきたいと思います。
翠川つね美(みどりかわ・つねみ)役 藤 真利子 コメント
このような素晴らしく豪華な作品に出演させていただいて、本当に幸せに思っております。撮影も楽しくて、楽しくて、あっという間に終わってしまいました。私は他局のドラマで“最多犯人役記録”というものを所有しております。殺すのは得意なのですが、今回は殺されました(笑)。どうぞお楽しみに!
翠川信夫(みどりかわ・しのぶ)役 橋爪 功 コメント
ドラマの舞台になったホテルの執事役なのですが、ご覧のとおり、非常に個性的でひと筋縄ではいかないキャストばかりでしたので、現場をまとめるのが大変でした(笑)。
和泉聖治監督とは久方ぶりでしたが、見事な演出で、その手腕を改めて感じました。撮影がとても楽しかったと同時に、ワクワクしながら完成品を見たいなと思っています。すごく大変なロケーションでしたので、視聴者の皆さんにもきっと楽しんでいただけるのではないかと思います。
実は50年前、この『そして誰もいなくなった』の舞台で照明のアルバイトをしておりました。有楽町にある劇場でこのお芝居が上演されていたのですが、お恥ずかしながらどなたがご出演になったのか、さっぱり覚えていないんです。とにかく当時の照明は裏をあちこち這いずりまわって…当時としてはけっこうなアルバイト代をいただきましたが、それしか覚えていません(笑)。
門殿宣明(もんでん・せんめい)役 津川雅彦 コメント
今回、共演させていただいた俳優さんたちはほとんどの方をよく存じあげていて、僕の大好きな方たち。存在感のある、いい俳優さんたちです。中でも藤真利子さんはとてもおしゃべりな方で、ちょっとうるさいなと思ったぐらい(笑)。愉快な現場でした。現場を取り仕切ってくださったのは橋爪さんで、あちこち気を使って、皆さんの仲を取り持って下さった。おかげで僕は何もすることなく、「これが津川さんのイス」と言われたら、そのイスに座ってのんびりさせてもらいました。この中で最年長なものですから、やさしく親切にしていただいて感謝しております。
そんな今回でしたが、初めてお会いする女優さんが一人いらっしゃいます。大地真央さんでした。長く芸能界にいて大地さんとは初めてだったので、とてもうれしかったですね。仲間さん、大地さん、お若くてお綺麗なお二人に囲まれて僕は幸せでした。
多々良伴平(たたら・ばんぺい)役 荒川良々 コメント
お足元の悪い中、お越しいただき、ありがとうございます。芝居ではあまり緊張しないのですが、先ほどこの制作発表の説明会があり、皆さんすでに着席されているところに、自分がいちばん最後に入ってしまい…そのときがいちばん緊張しました。 沢村(一樹)さん以外の方々とは先ほど(初めて)お会いしたのですが、なんだか…怖かったです。泥臭く、デキないほうの刑事ですが、一生懸命がむしゃらに演じました。皆様、楽しみにしてください!
相国寺竜也(しょうこくじ・りゅうや)役 沢村一樹 コメント
僕と荒川良々くんが現場に入ったのは、すでにみなさんが完全に撮り終わった後でしたので、みなさんと一堂に会するのは今日が初めてです。撮影中「ここに津川さんがいらしたんだな」「ここにあの方がぶら下がっていたんだな」「余さん寒かっただろうな」とか、みなさんの足跡をたどるように事件を解決してきたことを思うと、今日はなんだか亡霊と会っているような気持ちで、荒川くんとは別の意味ですごく怖かったです(笑)。
これまで、いろんな役柄でたくさんの事件を解決してきましたが、これだけたくさんのミステリーとトリックを扱うのは初めて。第二夜では、そうしたトリックの難しさ、おもしろさを僕らと同じ目線で楽しんでいただければと思います。
トリックが非常に難しい事件なので、この謎を解けるのは普通の人じゃない。じゃあ、どんな人なんだろう…と、いろいろ思いを巡らせていたところ、意外と身近にモデルになる方がいらした。黒メガネで知られるテレビ朝日の名物プロデューサーです(笑)。僕と良々くんのシーンは、9割以上が最近のテレビドラマではなかなか無い、ワンシーンをワンカットで撮る長回しでした。その緊張感と集中力、そして皆さんが現場に残していった気迫に負けないようにするには、名物プロデューサーのお力を借りるしかない!ということでこのような黒縁メガネスタイルになりました(笑)。
磐村兵庫(いわむら・ひょうご)役 渡瀬恒彦 コメント
本日はこのような席に出る事が出来ず、本当に申し訳ありません。ひとクセもふたクセもある一騎当千のツワモノ達、中に置かれた高山の花、水辺の花、温室の花。
仕上がりはどうなっているのか、4時間、TVの前にお座り下さい。
和泉聖治監督 コメント
撮影は去年の12月20日から始まり、2月いっぱいまでと、本当に長い撮影期間でした。今は仕上げもほぼ完成していますが、本当に面白い作品になりました。たくさんの人に見ていただきたいと思います。
撮影の期間中、唯一楽しかったのは寝ているときにアガサ・クリスティさんが夢枕に立ったことです。アガサ・クリスティさんが3度ほど現れたんです。いろいろ聞きたかったんですが、一方的に英語でしゃべられてしまってよくわかりませんでした(笑)。
みなさん早く現場に入るので、僕も2時間ぐらい前には現場に入るようにしていました。そんな生活を3カ月近く続けたので、今も朝4時ぐらいに自然に目が覚めてしまいます。その分、時間を有効に使えるので、それもこの作品をやって良かったかなと思っています(笑)。
最初にアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』をやると聞いたときはびっくりしました。さらにこれだけの俳優さんが集まることはそうそうあることではないので、面白い作品に仕上がっています。
3月、ついに日本初映像化!アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』
原作にはいない敏腕刑事が登場!沢村一樹&荒川良々が閉ざされた孤島で起きた不可解な連続殺人の謎を解く!
この春、日本で初めて映像化される
“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの名作『そして誰もいなくなった』。
今ドラマには原作には出てこない、敏腕刑事がふたり登場します!
沢村一樹&荒川良々が、“孤島”という大きな密室で起きた
連続殺人事件の謎解きに挑みます!
■沢村一樹×荒川良々! 原作にない凸凹刑事コンビが“密室殺人”の謎を解く!
この春、3月25日(土)、26日(日)に二夜連続で放送されるドラマスペシャル アガサ・クリスティ 『そして誰もいなくなった』。記念すべき日本初映像化となる今作は仲間由紀恵を主演に迎え、向井理、柳葉敏郎、余貴美子、國村隼、藤真利子、大地真央、橋爪功、津川雅彦、そして渡瀬恒彦といった豪華すぎるほどのキャスト陣が集結し、日本のミステリードラマの歴史に新たな1ページを刻むこととなります。
そしてこのたび、この世界的に有名なミステリーの映像化にさらなる深みを与えるべく、原作『そして誰もいなくなった』にはない、オリジナルの役どころが登場! 絶海の孤島にあるホテルに招待された10人の客がひとり、またひとりと殺されていき、ついには全員が殺され、10体の死体が発見される――というなんとも不可解な連続殺人事件を解決するため島にやってくる刑事を沢村一樹と荒川良々が演じることになりました!
沢村が演じるのは、警視庁捜査一課の警部・相国寺竜也(しょうこくじ・りゅうや)。事件に関する下調べには余念がなく、現場においてはどんな些細な証拠も見逃さない鋭い観察眼を持った敏腕(だけどもちょっと変わった)刑事です。“黒縁メガネにハット”という特徴的なビジュアルも目を引くことでしょう。
そして荒川良々が演じるのは、事件が起きた兵隊島の管轄である八丈島東署捜査課の警部補・多々良伴平(たたら・ばんぺい)。優秀だが一風変わった相国寺に振り回され戸惑いつつも、ともに事件解決のために奔走していきます。
天才的な観察眼と推理力を持つ相国寺と仕事は出来るが至極平凡な多々良。まったくキャラが違うふたりによる、噛み合わなくも丁々発止なやり取りは、ミステリードラマの中に思わずクスリと笑ってしまう要素をもたらしてくれます!
原作にはない登場人物となる相国寺と多々良。彼らが鮮やかに事件の謎を解いていく様子は、きっと視聴者の視線も釘付けにすることでしょう!
沢村一樹 コメント
時代を変え、設定を変えるだけでまったく新しい作品になるのがアガサ・クリスティの魅力ですよね。
今回この作品で容疑者となり得るのは、仲間由紀恵さんや向井理さん、そして錚々たる先輩方ですが、そんなみなさんにもひけを取らない優秀な頭脳と推理力を持った刑事が、僕の演じる相国寺です。刑事という“職業人”であることを強調できるよう眼鏡を着用し、“とても優秀だけどちょっと風変わりな人物”というのを意識しています。“なんでも出来る人”というよりは“ひとつのことが飛び抜けて出来る人”というイメージで役作りをしてみました。
荒川良々さんが演じる多々良との掛け合いは本当に噛み合っていなくて…(笑)、でもそういうお芝居がとても楽しいんです! 荒川さんの独特の風貌と間合いも存分に生かされていますし、相国寺ととてもお似合いのコンビですので、そこは楽しんで見ていただきたいですね。
これまでいろいろな刑事、探偵の役をやらせていただきましたが、その中でも今回の事件はなかなかのモノです! すごく頭の良い人が緻密に計算した上で行なわれた犯罪の謎をひとつひとつ解いていく――絶対に楽しめるドラマになりますので、ご期待ください!
荒川良々 コメント
僕が演じる多々良と沢村一樹さんが演じる相国寺は、劇中一緒にいてもまったく噛み合っていなくて、僕は常に沢村さんに翻弄されています。監督からは「いいバランスなんじゃないの?」と言っていただいたので、よかったかな、と思ってはいるのですが…(笑)。
僕は刑事の役なので、事件が起きた後に現場にやってくるのですが、つくづく「殺される側じゃなくてよかったな」と思っています(笑)。きっと緊張しちゃいます…。脚本いただいてキャストのみなさんのお名前を見たとき「うわぁぁっ!」ってなるくらい錚々たるみなさんが並んでいましたから! 現場でお芝居を直接見てみたいとは思いますが、今のところは殺されている様子を写真で見るばかりです。みなさん、本当にいろいろな殺され方をしているので、楽しみにしていてください(笑)。
コメント
仲間由紀恵 コメント
アガサ・クリスティというとても偉大で有名な作家の作品を日本で初めて映像化されるということで、とても楽しみに撮影に入りました。『そして誰もいなくなった』は台本、そしてもちろん原作も、読めば読むほど怖いお話。登場人物みんなが抱えている問題があり、実はそれが“人間の一番怖いところ”だった、ということがわかっていくラストまで、とても緊張感のある作品だと思います。
ひとり、またひとりと死んでいき、「次は自分なのではないか」という恐怖感を抱きながら精神的に追い詰められていく登場人物たち。そして自分たちの中にある“罪への真実”と向き合う間もなく殺されるという恐怖やパニック状態の表現は難しいところかな、と感じています。
大変豪華なキャスト陣で挑む今作ですので、大先輩方からたくさんの助言をいただきながら、記念すべき『そして誰もいなくなった』の日本初映像化作品を作り上げていきたいと思います! 演じているわたしたちも完成を楽しみにしておりますので、みなさんも存分に怖がって、楽しみながらご覧ください。
向井 理 コメント
『そして誰もいなくなった』は世界的にとても有名な作品ですし、日本でもこれまでオマージュとして作っている作品も数多くありました。日本で初めて映像化することになった『そして誰もいなくなった』に出させていただけるのは本当に光栄なことだと思っています。キャストの中では僕が最年少なのですが、みなさんから撮影中にいろいろなお話を聞けること、お芝居を目の当たりにできることがとても楽しみです。 全員が殺されてしまうとは分かりながらも、視聴者の方々はそのタイミングや順番、殺され方などに注目し、推理を楽しんでいただければと思います。僕も、それを上手く裏切れるよう頑張ります。
柳葉敏郎 コメント
アガサ・クリスティという“普通ではない世界”を生きることになるので、お声をかけていただいたときからとても楽しみにしていました! 楽しみにした分、自分でもプレッシャーを背負わなくてはいけない、という良い緊張感の中、そして共演のみなさんも監督もよく知った方々なのでとてもいい人間関係の中、撮影を進められていると思います。
素晴らしい作品が出来上がる予感がしています!
余 貴美子 コメント
これまでいろんな形で上演、上映されてきて、たくさんの方に愛されてきた作品ですから、きっと内容やトリックはご存じの方も多いのではないかと思います。でもそういったこともわかった上でも楽しめる“心のサスペンス”がこの『そして誰もいなくなった』なのではないでしょうか。
登場人物がひとりずついなくなっていくという不吉な状況の中で、それぞれの人物の精神状態がどうなっていくのか、そういったところを楽しんでいただけたらと思います。
國村 隼 コメント
私は今回の脚本を読みながら、すっかり忘れていたんですが、随分むかしに舞台でアガサ・クリスティ作品と出会っていたのを思いだしました。今回、あらためて作品と向き合ってみると本当のスタンダードとしてアガサ・クリスティが造りだしたトリックの数々、サスペンスの中の謎解きは時代を超えて愛される普遍性をもった作品なのだ、という事がよく分かりました。
大先輩方とご一緒する現場で、いろんな意味での緊張感の中、素敵な作品をつくっております。
日本で初めてドラマ化されたこの作品で、アガサの世界を存分に楽しんでみて下さい!
藤 真利子 コメント
ミステリーとして有名すぎるほどの作品ですが、台本を読ませていただいたらとっても面白くて、「これは何が何でも頑張るぞ」と決意したのを覚えています。
わたしは某局のサスペンス劇場で“最多犯人役”という記録を持っていますので、きっと視聴者のみなさんはどこから見てもわたしが犯人だと思うのではないでしょうか…。これまで殺すほうが専門でしたが、今作では初めて殺されることになります(笑)。
10人しかいないはずなのに10人とも殺されてしまう、という普通のサスペンスとは一味違ったこの作品を楽しんでいただければ幸いです。
大地真央 コメント
日本で初めて映像化されるアガサ・クリスティの代表作『そして誰もいなくなった』に参加させていただくことを、大変光栄に思っています。今回は、原作よりもやや華やかなキャラクターに描かれている綾子ですが、その内に秘められた、ちょっと屈折している本音も表現出来れば…と思っています。素晴らしいキャスト、スタッフの方々との現場は、いい緊張感がありながら楽しくて、毎回刺激的です。素敵な作品に仕上がる予感と手応えを感じています。
皆さんもどうぞご期待ください!
橋爪 功 コメント
50年ほど前に『そして誰もいなくなった』の舞台を上演したときに役者ではなく“照明係”として携わっていたんです。いつか日本で映像化をするときには、是非出演したいと熱望しておりましたので「やったー!」と思いました。わたしが演じる“執事”の役は、これまで外国で作られたどの作品の中でも怪しさ満点なんです(笑)。今回もそれを求められているのでプレッシャーではありますが、錚々たる俳優さんばかりなので、僕自身も出来上がりがとても楽しみです!
津川雅彦 コメント
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』は欧米式ミステリーの教科書のような作品。日本で初めて映像化されることになりましたが、さぞ面白いものが出来上がるだろう、と今から楽しみにしております。共演の方々も素晴らしい方ばかり、そして監督も気心の知れた和泉聖治監督ということで、お芝居をしていてとても楽しい毎日。久しぶりに“ドラマらしいドラマ”が出来上がるのではないかと思っています。
渡瀬恒彦 コメント
このような作品が日本で出来るとは思っていませんでしたし、ましてやそれに自分が参加することが出来るとは思ってもいませんでした。キャストのみなさんもそれぞれクセがあるというか、クサイというか…(笑)。そういう方々ばかりが集められていますので、期待しています!