話題の無料アプリ「スポーツブル」を知っていますか? スポーツブルは、株式会社運動通信社が運営するインターネットスポーツメディアです。今回のWBCも、強化試合を含めた全試合のハイライト動画、さらに過去3大会を振り返るハイライト動画まで無料公開するなど、いま注目を集めています。
いやー、惜しかったなー侍ジャパン…ハイライト動画はスポーツブルで、今も全試合無料で見ることが出来ます!熱が冷めないうちにもう1度!
今回は、このスポーツに特化したアプリ「スポーツブル」の使い勝手を、スポーツ担当経験のある新聞記者の目線から徹底レビューしたいと思います。
スポーツブルの特徴
無料会員登録すると(しなくても使える)、自分の好きなスポーツを登録することが出来ます。好みを登録することで1面(アプリ内のトップページ)が好きな競技のニュースで埋めつくされる仕組み。いわゆる「あなただけの1面」ってやつです。
ラインナップはこんな感じ。
- WBC(期間限定)
- CRAZY ATHLETES
- 野球
- 高校野球
- サッカー
- バスケットボール
- ゴルフ
- テニス
- 相撲・格闘技
- バレーボール
- ラグビー
- アメフト
- 陸上競技
- 水泳
- 卓球
- モータースポーツ
- アクションスポーツ
- ウィンタースポーツ
- パラスポーツ
- その他競技
- スポーツビジネス
このように20種類以上のカテゴリが並びます。ジャンルの幅広さはスポーツメディアと呼ぶにふさわしく、この辺はスポーツブルのメリットです。
記事にはコメントすることができ、一つ一つにGood、Badを付けることも出来ます。自身のコメントの反応はお知らせとしてSNSのように通知が来ます。スポーツが好きで好きで、もの申したい人にはいい機能かもしれませんね。僕は使いませんが。気になる記事はブックマークしてあとでまとめて読むことも可能です。
スポーツニュースキュレーションアプリとしての能力
ニュースの発信源として、いくつかのメディアと提携しています。
新聞社では、朝日新聞、系列の日刊スポーツ。そのほかは各競技専門メディアやCSテレビが並びます。ちなみにバーチャル高校野球は、スポーツブルを運営している運動通信社のコンテンツです。
正直、ニュースを読みたいなら、現状スマートニュースなど、他のキュレーションメディアの方が圧倒的に強いです。大手のメディア媒体が朝日、日刊だけなのは少し寂しい印象。このあたりは今後、どんどん多くのメディアとパートナーを結んで欲しいと思います。それでも、こんなに多くのスポーツジャンルを1つのアプリで完結させられるのは大きなストロングポイント。広く浅く、一通りのスポーツの情報を得ておきたい人には満足感が大きいと言えます。深く知りたいならスマートニュースのスポーツ紙タブの方がいいです。
自分の趣味のスポーツ情報はもちろん、「得意先の部長がモータースポーツ好き」みたいなイレギュラーなことにも対応できるので、サラリーマンは入れておいて損はないと思います。
スポーツ動画ニュースサイトとしての能力
WBCやプロ野球のハイライト動画、高校野球や東京六大学野球のネットライブ配信など野球の動画コンテンツには強いです。またCRAZY ATHLETESというカテゴリでオリジナルの動画コンテンツも配信しています。現状他のスポーツは動画配信よりもニュースがメインになっている印象がありますが、この「動画」の部分はスポーツブルのいいなと思う部分でもあるので、どんどん伸ばしていって欲しいと思って期待しています。
オリジナルコンテンツの質
動画コンテンツ「CRAZY ATHLETES」では、メジャーリーガー上原浩治投手やサッカー元日本代表・遠藤保仁選手、ボクシング山中慎介らの独占インタビューを配信しています。これまでの多くの犠牲や忍耐、それらと引き替えに生み出した奇跡に迫るドキュメンタリー番組。動画1本6~7分ですが、複数回にわたって一流アスリートの内面を掘っていて、とても面白いです。
一方、スポーツブル編集部クレジットで出している読みものは、あんまりクオリティが高とは言えません。
動画コンテンツは○、読みものは△といったところです。
スポーツブルはこんな人におすすめ
- 多くのスポーツ情報を広く浅く仕入れたい人
- スポーツ動画が好きな人
におすすめのアプリです。動画コンテンツもニュースコンテンツも今後、幅を広げていくこと必至なので、かなり期待しています。今のうちにスポーツブルのアプリはダウンロードしていくことをオススメします。
僕もこれから、WBCのハイライトをさかのぼって見漁りたいと思います!