高1女子死亡で同級生を家裁送致 神戸地検
兵庫県洲本市(淡路島)で昨年12月、高校1年の女子生徒(当時16歳)が首を絞められて窒息死した事件で、神戸地検は22日、殺人容疑で県警に逮捕された同じ高校の同級生で交際中だった少年(16)=同市=を、傷害致死の非行内容で神戸家裁に送致した。殺意の立証が困難と判断したとみられる。
家裁は同日、4月4日まで2週間の観護措置を決定した。
県警によると、少年は捜査段階で、首を圧迫したことは認めていたが、殺意は否認していた。交際のもつれが発端とみられ、事件の現場となった女子生徒の自宅2階にいたのは2人だけだった。
送致した非行内容は、昨年12月23日午後5時ごろ、女子生徒宅で女子生徒の首を手で絞め、25日に死亡させたとしている。【井上卓也】