夫のブーさんの仕事が終わり、
倉庫の1階から2階に上がってきたかと思ったら、
玄関の中で倒れていました。
ガラガラと2階のドアが開き、ブーさんが帰ってきたことに気がつきました。
いつもは「おかえり」とすぐに出迎えますが、その時私は作業中。
手が離せない状態だったので、出迎えるのが少し遅れました。
すると、玄関からブーさんの声が。
「・・・・を持ってきて・・・」
急いで玄関へ。
そこには仕事着のまま倒れているブーさん。
顔色が悪く、土気色。
「水を持ってきて・・・。」
先月、身内が倒れ救急車で運ばれたばかり。
コップに水を入れながら、最悪の事態が頭をよぎりました。
上半身を起こして少し水を飲むと、ブーさんはまた玄関で横に。
「さて終わろうと思って立ち上がったら、クラクラしちゃって・・」
家族性高脂血症のブーさん。
簡単に言うと、血がドロドロになりやすい体質。
薬を飲んで対処しているけれど、気をつけないと突然死してしまうのです。
かかりつけの医師にも「死んじゃうよ!」と注意されています。
水を飲んだあと、牛乳とチーズを少し口にして
10分程したら顔色が良くなってきました。
その後ブーさんはお風呂に入っていましたが、
入浴中にまた倒れるのではないかと何回も様子を確認。
夕食はいつもの量が食べられず、少し残していました。
とても心配。
色々調べてみると、今回は空腹による低血糖。
お昼ごはん以降何も口にせず、普段よりも2時間長く働いていたのが原因でしょう。
忙しいと自分のことを後回しにしてしまうブーさん。
ブーさんに守ってもらうばかりでなく、
「私がブーさんを守らねば」と心に誓う出来事でした。