自律神経失調症になってからの仕事・上司とのつきあい方。診断書は?
自律神経失調症で仕事に支障が出ることは少なくありません。病気とのつきあい方、職場や上司に対する病気の伝え方、休職・退職・診断書といったことについて説明していきます。
1. 仕事、職場の悩み
自律神経失調症の方で、仕事や職場のことで悩んでいる方はとても多いです。
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仕事によるストレスが自律神経失調症の原因になっている
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仕事が忙しくなると症状が悪化してしまう
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上司に自律神経失調症のことを伝えるかどうか迷っている
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職場にどうやってカミングアウトしたらいいか分からない
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休職や退職を考えている
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病院で診断書は書いてもらえるのだろうか
このような、仕事における様々な悩みに対する対処法を説明していきます。
2. 職場や上司に病気のことを伝える方法
自律神経失調症の症状の重さは人それぞれですが、「症状のせいで仕事が期限通りに出来ないことがある」、「症状が強い日には仕事に行けず休んでいる」、「働いている時に立ちくらみで倒れてしまう」など、仕事に支障をきたしているようであれば危険なサインです。もし可能なら、上司や職場の産業医、そうでなくともどなたか同僚の方にまずは相談することをお勧めします。
職場で素直に自分の症状を伝えることで状況が変わることがあります。「無理しないで休みなよ」、「病院に行ってみたら」という上司の言葉で心が楽になることもあるかもしれません。
もし既に病院で自律神経失調症という診断を受けて治療しているのであれば、そのことを職場に伝えられるのがベストです。一方で、職場や上司の雰囲気によっては相談しにくい場合もあるはずです。とても悩ましいとは思うのですが、以前よりは自律神経失調症のような病気の理解が広まってきていて、また、社会全体としてもそのような人をサポートしなければならないという方向に進んできています。
長期的に考えると、治療と仕事を両立させる上で、職場や上司の理解とサポートは避けて通り難いものです。一定の期間を乗り切れば確実に治るような病気であれば隠し通すことも可能かもしれませんが、自律神経失調症は、しっかりと休みを取らないと治りにくいものです。実際に自律神経失調症だということを上司に伝えて、休みをとりやすいポジションに移動してもらったり、症状が悪い時には上司の勧めで医療機関を受診したりする人もいます。
自律神経失調症は、がんや心筋梗塞のような病気に比べると症状が人それぞれで一様ではありません。めまいや頭痛、手足のしびれ、息苦しさなどの症状が、他の人の目から分かりにくいのも特徴の一つです。このような理由があって、人に伝えにくかったり、理解してもらう上でハードルを感じてしまったりしてしまうのも事実です。
職場や上司に伝えた後には、自律神経失調症のことについてもっと理解を深めてもらえれば、やりやすくなります。そのときには是非このサイトを彼らに勧めてみてください。
3. 休職や退職、診断書について
自律神経失調症の大きな原因として、ストレスがあります。仕事や職場が原因となって、自律神経失調症を発症してしまうこともあるでしょう。そのような場合には、薬物療法や心理療法だけではなかなか十分な効果が得られません。仕事を続けながら自律神経失調症の症状に苦しみ、仕事もうまくいかない、いつ治るのかもよくわからないという状況で何か月も過ごすよりは、一旦休んで、治療に専念するほうがいい人もいます。自律神経失調症になる人は熱心で真面目な人が多いので、休職や退職のハードルをなおさら高く感じてしまうと思います。医師と相談して休職や退職が必要そうな場合、「それは治療の一環だ」という意識をもって実際に心と体を休めてみてください。
診断をあらかじめ上司に伝えていれば、上司の方から休職を提案されて、実際に休んで、良くなってから復帰される方もいます。
休職や退職のいずれに対しても、会社に診断書を提出する必要がおそらくあるでしょう。自分が治療を受けているクリニックや病院であれば、依頼すれば診断書を書いてもらえます。診断書の発行には保険が使えないのですが、およそ3000-5000円の範囲内で、医療機関によって値段は異なります。