とにかく嫁に頭が上がらない
レッツ、カミングアウト!
おさっぴろでぇす。
あなた様は、自身のパートナーに対し、頭があがらないだろうか?
ワタクシは、まったくもって頭が上がらない。しかも自業自得でこうなっている。
ワタクシはお酒が大好きだ。
しかし酒の失敗で、嫁には迷惑をかけまくった。失敗談の切り売りだが、ワタクシのようになるな!という意味でシェアいただければうれしい。
ではいってみよう。
入院して点滴を打たれた
もう10年以上前だけど、国内出張での話。
夕方仕事が終わり、帰りの新幹線で同僚と酒盛りをした。東京に着いた時、ワタクシはベロベロになっていた。ここで帰れば良かったのだが、明日は休みだった。ワタクシ達は2件、3件とはしご酒をした。
で、最後の店で意識を無くした。あわてた同僚が救急車を呼び、病院に運ばれた。
同時に嫁に連絡が行った(同僚が知らせた)嫁は慌てたが、既に深夜で子供が居るので行けない。やむなく嫁の両親に病院へ行ってもらった。
こうして本人確認は出来たが、ワタクシは既に熟睡していた。そのため病院預かりとなり、両親は帰宅した。
病院で目を覚ます
で、翌朝。
ワタクシは目覚めた。全く知らない場所の知らないベッドだった。そこには年配の看護婦さんが居て、ワタクシにゆっくりと告げた。
「お目覚めですか?あなたは昨晩酔いつぶれて運ばれ・・・うんたらかんたら」
ワタクシは真っ青になった。
反射的にケータイを見ると、嫁の着信がびっしりと入っており、最後にメッセージが入っていた。「離婚ね。」と書いてあった。ワタクシは詰んだーッ!?と思い、点滴代を実費で払うと、大急ぎで病院を出た。
急いで帰宅したかったが、気分が悪くて何度か吐いた。
それでもなんとか帰宅した。けれども嫁はうちに入れてくれなかった。だからワタクシはドア越しにひたすら謝った。一時間くらい謝ってたと思う。最終的に嫁はドアを開けてくれた。この後もいろいろあったのだが、結論は一か月の禁酒と反省文提出でお許しをいただいた。
平和な日々のはずが・・・
これだけでも離婚される内容だと思う。
しかし、ワタクシはこの後も酒で失敗をした。程度は軽くとも、似たようなのを何度もやらかしたのだ。
その度に嫁は怒ったり、泣いたりした。しかしあるとき嫁が、とうとう離婚届を持ってきた。「今度やったら終わりだよ」と言われた。ワタクシが署名して判をついたものを、嫁が預かるところまでいった。
この事があって、ようやくワタクシは失敗をしなくなった。
酒を呑んでも呑まれなくなった。おかげで、家族仲良く平和な暮らしが続いた。数年前に、嫁は離婚届を目の前で破棄してくれた。この時は二人で笑った。
カラオケでのコスプレを隠していた
しかし先日、それを覆す事件が起きる。
過去記事に書いたので知ってる方も居るだろう。飲酒とは関係ないが、ワタクシはカラオケでコスプレしている事を嫁に隠していた。
昔の事とは言え、飲酒で散々迷惑をかけてきた。そこにきてカラオケでコスプレだ。酒では無いが隠し事には違いない。夫婦間の信頼関係を損なう出来事だ。愛想をつかされても、何ら文句は言えない。
告白した時、嫁は泣いた。ブログの記事に対し「泣くほどの事か!?」みたいなコメントもあった。過去の情報が無いので、これは仕方ないと思う。しかし実は、こういった背景があったのだ。
清濁併せ呑む
結果的には、嫁は今回も許してくれた。
しかし自分としては書いておきたい。ワタクシはいつも許してもらいっぱなしだったのだ。これまで嫁に。
「清濁併せ呑む」という言葉がある。
嫁はどうしてワタクシを許してくれたのか?と思うたびに、この言葉が浮かぶ。
うちには子供が居て、生活もある。どうしようもない亭主でも、現実は我慢しているだけなのかもしれない。しかし嫁の笑顔を見る度に思うのだ。
おそらくは、清濁併せ呑む気持ちで、ワタクシを見てくれているのだと。
反対の立場だったら?
ワタクシは考えた。
自分はこれまでずっと許してもらう立場だった。しかしもしも逆の立場だったら、自分は嫁を許しただろうか?
・・・難しいかもしれない。そう考えると、嫁に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
それだけ人を許すという事は偉大な事だと思う。
そういう訳で、ワタクシは嫁に頭が上がらない。
だけどこれがワタクシの人生。そして幸せな人生だ。許してもらうことは得難い事であり、許すことは並大抵のことではない。
これを教えてくれたのが嫁なのだ。デレデレで済まないが、こんな嫁が大好きだ。
シメのひとこと
そんな気持ちで帰宅したら、開口一番、嫁に言われた。
「今日はすっごく肩が凝ったから、30分マッサージな!!」
・・・よっ、喜んでーッ!!!(涙目)
という訳で本日はここまで。
皆様、良いパートナー付き合いををを!!