それは「頼まれたことを覚えない」「人前で急がない」「スローテンポ」「不可避で不可逆なことを気にしない」「ベストプラクティスを求めない」の5つだ。
何かに追われるような日々を過ごしている人は多い。
とくに質はいいけれど、自己犠牲の過ぎるヒューマンサービスでは、「どうしてそんなに急いでるの?何かに追われてるの?」という光景をよく目にする。
僕自身も、同じような経験がある。
でも「何かに追われるような日々」では、良いことは1つもない
むしろ悪いことばかりで、「相手の失敗にばかり目がいったり」「結論を急いだり」「1つのタスクに集中できなかったり」「自分のペースを乱されることに神経質になったり」「嫁さんの脈絡のない話にイライラしたり」「メールやツイートチェックばかりしてたり」とよりどりみどりだ。
そして、ますます「何か」が大きくなっていくような、そんな感覚が当時はあったと思う。
だからあの時は、本当に色々なライフハックを試していた。
解放されるまでに、かなりの時間をかけたと思う。
このエントリーでは、そんな当時の経験を踏まえて「何かに追われるような日々」から自分を解放するために、特に効果的だった5つのことついて話そうと思う。
もし今、同じような状況にあるのなら、ぜひ取り入れてみてほしい。
少しでも力になれれば、幸いだ。
頼まれたことを覚えない
頼まれたことは覚えず、Google Sheetsなどを使って、いつでもどこからでも「メモれる/見れる」ようにしておこう。
頭の中というのは、覚えては忘れる場所だ。
大事な頼まれたことを、そんな危険地帯に置いておいては気が散って仕方がない。
そしてそれが「何か」の格好の餌になる。
「データが消えたらお終いじゃないか」という意見もあるだろうが、それは覚えていても同じことだ。
記憶ほど、消えやすいものはない。
人前で急がない
人は、人前に居る時ほど急ぐ生き物だ。
だから人前に居ない時に比べて、余計に急いでしまう、これも「何か」の格好の餌だ。
もしあなたが、毎朝の通勤で家から駅を疾走しているのなら、10分早く起きる方が良い。
急ぐなら、人前に居ない時に急ごう。
スローテンポ
歩幅を大きくとってゆっくり歩いたり、メシを味わってゆっくり食べたり、ゆっくりメールをタイプしたり、ゆっくり喋ってみたり。
あらゆる動作を、氷山のようにスローテンポにしてみよう。
忙しない日常生活は「何か」の格好の餌だ。
不可避で不可逆なことを気にしない
例えば、通勤時の人身事故だ。
気にしたところでダイヤルは回復しないし、どうにもできない。
あるいは、相手の失敗だ。
人は失敗する生き物だ、遺伝子に失敗せよと書いてあるんだ。
なぜならそれが進化の原動力だからだ。
どうせ気にするなら、それが「何か」の餌になっているということを気にしよう。
ベストプラクティスを求めない
「もっと良いやり方があるんじゃないか」「もっと良い言い方があるんじゃないか」「もっと良いフォーマットがあるんじゃないか」とベストプラクティスを求めてはいけない。
ベストプラクティスを求める行為は、時に膨大なコストになることを知っておこう。
ベターなやり方こそ、時に本当のベストプラクティスであることを知っておこう。
サムネイル画像引用元:http://b.hatena.ne.jp/entry/www.anige-sokuhouvip.com/blog-entry-11969.html