中国籍の女ら4人逮捕 警視庁
子に日本国籍を取得させるために虚偽の出生届を出したとして、警視庁新宿署などは9日、中国籍で東京都豊島区南長崎3、契約社員、袁爽(ユエン・シュアン)容疑者(27)ら4人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕したと発表した。他に逮捕されたのは足立区花畑6、リサイクルショップ経営、満田拓司(48)▽同区六木1、建設業、神山英一(52)▽埼玉県八潮市大瀬、建設作業員、高橋信二(54)--の3容疑者。
同署によると袁容疑者は2014年1月に交際相手の中国籍の男性(27)との間に子をもうけ、この男性の依頼で満田、神山両容疑者が高橋容疑者に戸籍上の父親になるよう打診したという。
逮捕容疑は14年2月20日、高橋容疑者の本籍地である埼玉県三郷市に、高橋容疑者を父親とする虚偽の出生届を受理させたなどとしている。袁容疑者は「日本人の子がいれば自分も在留資格が得られると思った」と容疑を認めているという。交際相手の男性は不法滞在で同年11月、中国に強制送還された。【堀智行、春増翔太】