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テクノロジー

リチウムイオン電池の共同開発者らが新たな固体二次電池を開発 28

ストーリー by hylom
実用化への障害は 部門より

米テキサス大学が、新たな「完全固体二次電池」を開発したと発表した(テキサス大学の発表PC Watch)。

この電池はリチウムイオン電池の共同開発者であるJohn Goodenough教授らのチームが開発したもので、従来の二次電池と比べてエネルギー密度が「少なくとも3倍」、充電速度も大幅に短縮され長寿命、低温環境でも動作、ショートの危険がない、低コストと、非常に多くのメリットがあるという。

なお、John Goodenough教授は94歳だそうだ。

  • なお、John Goodenough教授は94歳だそうだ。

    こういう巨人の肩まで登りきった人にしかできないことも多いのだろうな。そう考えると(研究者の)長寿は科学技術の進歩に直結しているし、なんなら優秀な研究者には不死化技術を適用して、死ぬことも許さず研究させる(しかも備品扱いだったりする)というSFがあれば、それはかなり現実的なのかもしれない。
    そういう意味では寿命のない(強力な)AIは有利だな。

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  • by manmos (29892) on 2017年03月09日 10時50分 (#3173135) 日記

    リーフが30kWhなので、単純に3倍として90kWh。
    これを300V(そこいらにある電柱に来てる奴の半分)10分で充電すると、最低3000A。
    1.2KVで750Aか。
    ロスを考えると、倍は必要?
    6kAを流せるケーブルなんか、扱えないな。kVレベルで充電が必要。それでも1500A。
    充電プラグもかなり大きくなる。

    充電スタンのお兄ちゃん、とんでもない高電圧大電流に晒される。てか、コンビにとかでセルフ充電とか。

    自宅での充電だと660Vで10時間くらいかなぁ。それだと20Aくらいで収まりそう。

    数分で充電できるっていっても、乗用車レベルでこんな状態だから、充電速度はあんまり速くなくて良い?(交換式とか)

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    • by TarZ (28055) on 2017年03月09日 11時19分 (#3173161) 日記

      なんだか、充電設備側のブレーカーが落ちそうですね。

    • by Anonymous Coward

      エネルギー密度3倍を、容量同じで電池を小さくできると考えればいいのでは。

      充電速度の高速化で、容量減らしても回生受け入れ量が変わらない・大きくできると考えれば
      ハイブリッド・PHEV向けの比較的容量の小さいものにこそ影響が大きいのかも。

      • by Anonymous Coward

        軽くなった分、航続距離も伸びそうですしね。

    • by Anonymous Coward

      ジーゼル発電機+キャパシタでいけるんじゃないか?

      ジーゼルは定速回転で使えば、排気ガスはかなりきれいにできる。
      一定速度でモーターを回すのは、それほど電流を食わない。
      発電機の容量は、一定速度でモーターを回す程度の電流があればいいはず。
      急加速時にはキャパシタから電流を流せばいい。

    • by Anonymous Coward

      リーフの航続距離が280Km、単純に3倍として840Km、毎日800Km乗るってのは業務用を除けばあり得ない設定なので、毎日自宅で満充電とかは考えなくて良い。

      一方で出先での急速充電は早いにこしたことは無い。チャデモ準拠の急速充電器については50KWが上限だけど、それだと電気自動車の急速充電には足りないので、もっと大容量の充電器の仕様も検討されている。テスラなんかは現在120KWの充電器を整備している。ケーブルが太くなるのを防ぐために、充電ケーブルを水冷にしている例もあるそう。短時間充電可能ならその方が良い。

  • by Anonymous Coward on 2017年03月09日 8時48分 (#3173053)

    最近はキャパシタを電池代わりにする例も増えてる。
    将来はどっちが有望なんだろうか?

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    • 原理が単純でいいんだけど、個体電池に比べて容積がでかくなりやすかったり電圧安定回路が必要でコンパクトに作りにくいんじゃなかったっけ。

    • by Anonymous Coward

      最近て、スーパーキャパシタが流行りのトピックだったのは10年くらい前の話で、
      近頃になって特に採用例が増えてきているなんてことはないはずだが。

    • by Anonymous Coward

      容量が桁違いで比較にならないと思いますが?
      今までどおり用途別に使い分けるだけでしょう。

    • by Anonymous Coward

      いや
      キャパシタもフライホイールも超伝導コイルも物理電池だよ!!
      化学電池と違い急速な充放電が可能!
      今後対ステルス機レーダーやレールガンなどの次世代兵器の要素技術として最重だよ!
      特にキャパシタは近年高効率化が進み値段も安くなったので普及が進んでいる
      容量についても急速に化学電池に追いついてきているからさらに可能性は広がる
      ただしやはり不向きな用途があるので化学電池をすべて置き換えるわけではない
      個体電池は化学電池の弱点を解消する技術なので
      今後は化学電池と物理電池が併用されるんじゃないかな?
      電気自動車なら全固体化学電池が急速充電が可能と言っても
      制動時の回生効率を上げるには十分ではないし
      頻繁に充放電を繰り返すと全固体でも寿命を縮めてしまう
      化学電池と物理電池を組み合わせることでお互いの弱点を埋める事が可能になる

      • by Anonymous Coward

        > 容量についても急速に化学電池に追いついてきているからさらに可能性は広がる

        ねぇよw
        物理電池はその名の通り、物理的な形状を大きくすることでしか容量を稼げないので、
        改良の余地が少ない。

        • by Anonymous Coward
          あと「近年高効率化が進み」とかもないよねw
          コンデンサの効率は原理的に50%を超えることはないんだから
        • by Anonymous Coward

          物理電池の容量としては、揚水発電って凄いのが有るけどな。
          太陽電池ってのも太陽を含めた系としてそうだとしたら軽く負けるが。

        • by Anonymous Coward

          > 物理的な形状を大きくすることでしか容量を稼げないので、
           
          フライホイールを超超高速でまわせばいけるんじゃないですか?
          怖いから俺は嫌ですが。

          • by Anonymous Coward
            重くすればゆっくり回してもエネルギー容量大きくできるよ
            中性子星あたりから切り出してくるとかするといいよ
  • by Anonymous Coward on 2017年03月09日 9時01分 (#3173059)

    はいはい、そんな絵に描いた餅は実用化されてからね…と言うところだが
    既に大きな実績がある人の話だと期待してしまうな

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    • by Anonymous Coward

      何一つ弱点が内容に書いてるのは話がうますぎる気が。
      とどめに低コストとか。
      STAP電池じゃなきゃいいのですが。

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