京都の小中、2学期制終了 18年度から3学期制
京都市教育委員会は、2学期制と実質的な3学期制とが混在していた小中学校の学期制を、2018年度から3学期制に統一することを決めた。昨春から検討を進めてきたが、8日の市議会予算特別委員会で明らかにした。
市内では、06年度に小中学校で2学期制に変更。終・始業式の回数を減らすことなどによって授業時間数を確保し、長期休業期間中も学習への意識を継続させるためだったが、「児童生徒が区切りをつけにくい」などの声もあり、11年度には学期の区切りを各校の裁量で選べる通年制を導入した。
しかし、2学期制と通年制を取る学校が混在し、教員や保護者から3学期制に戻すよう求める声が強まったため、市教委は、昨年3月の市議会で、3学期制統一へ検討を始める方針を示し、昨年6月から検討会で議論してきた。新年度はまず夏休みの最終日と冬休みの開始日を全校で統一する、という。
本年度は全166小学校のうち4校、全73中学校のうち61校が通年制を選択し、事実上の3学期制をとっている。
【 2017年03月08日 12時50分 】