国有地のゴミ 工事関係者「国が撤去不要と」 国は否定

国有地のゴミ 工事関係者「国が撤去不要と」 国は否定
大阪の学校法人「森友学園」が国から買い取った、大阪・豊中市の土地で、おととし土壌改良工事が行われた際、土の中から見つかったゴミについて、工事関係者が「国の担当者から撤去の必要はないという見解が示されたため、細かいものは撤去せず、敷地内に埋めた」と証言しました。国は証言の内容を否定しています。
「森友学園」が小学校建設のため国から買い取った豊中市の土地では、学園が土地を借りていたおととし7月から12月にかけて、鉛やヒ素を含む汚染された土壌や、コンクリートの破片などを撤去する工事が行われました。

工事関係者によりますと、その際、地下3メートルまでの地中から、ビニールの切れ端やプラスチック片などのゴミが見つかったということです。

このゴミをめぐり、工事関係者はNHKの取材に対し、「おととし9月、財務省近畿財務局の担当者と面会し、『すべてのゴミを撤去すると膨大な金額になるが、工事を進めてよいか』と相談したところ、担当者から、費用がかさむ懸念があるため、建物の建築に影響しないゴミについては撤去の必要はないという見解を示した」と証言しました。

工事関係者は財務局の意向を踏まえ、これらのゴミをふるい分けたあと、細かい破片は撤去せずに敷地内に埋めたとしています。

廃棄物処理法では、工事中に見つかったゴミは撤去が義務づけられています。

財務省は「掘り出したゴミを敷地内に埋め戻すということを近畿財務局が指示したことはない」と証言の内容を否定しています。