かさ上げ地に街さんさん 津波被害の宮城・南三陸
更新 sty1703030012 東日本大震災の津波で壊滅的被害が出た宮城県南三陸町で3日、新たな商業施設「南三陸志津川さんさん商店街」が開業した。仮設で営業してきた商店街が、整備中の新市街地の一角で海抜約10メートルまでかさ上げされた土地に本格再建。開業を待ちわびた多くの人が訪れた。地元住民も観光客も集える交流拠点と期待され、震災6年を迎えた町はにぎわい復活へ一歩を踏み出した。
商店街は、地元のスギ材をふんだんに使った平屋6棟に、三陸の新鮮な魚介を味わえる飲食店や美容室、土産物店など28店が入る。仮設商店街の32店のうち23店が移り、新たな5店が加わった。東京五輪・パラリンピックで使う新国立競技場のデザインを手掛けた建築家隈研吾氏が設計した。
職員ら43人が犠牲になった町の防災対策庁舎の近くにあり、周辺では将来の津波被害を避けるためかさ上げ工事が進む。水産加工場や大型スーパーなども建設される。被災した鉄道に代わるバス高速輸送システム(BRT)は、近くに止まるように路線変更された。