齋藤 飛鳥(乃木坂46)インタビュー「期待をしないのが楽な生き方」【アイドルシゴト Vol.19】
毎週火曜日に公開している「アイドルシゴト」。この企画は、アイドルたちが普段考えているシゴトのやりがいやシゴト観についてインタビューする連載です。
今回は、15thシングル「裸足でSummer」で自身初のセンターを務め、モデルとしても活躍されている乃木坂46の齋藤飛鳥さんに話を伺います。
最近になってから気をつけるようになった敬語やマナー
――今回タウンワークのCMにご出演頂いている齋藤さんですが、中学生から乃木坂46として活動されていて、働くときのマナーや言葉遣いなどに苦労はありましたか?
乃木坂46に加入した頃はまだ13歳とかだったので、今より無邪気で幼い感じでした。大人の人たちと関わるのも楽しいっていう気持ちしかなくて、最初の頃は全然苦労とかしなかったんですけど、逆に最近になってから「私って本当に大人の人たちに囲まれてお仕事してるんだな」って感じていろいろ気をつけるようになりました。昔はすごく子どもだったなって思いますね。
――ふるまいに気をつけるよう意識が変わったキッカケは?
いつも一緒にお仕事させてもらってる周りのスタッフさんたちは、身内みたいな感じですごく仲がいいんですけど、一人で外の現場にポンッと出させてもらったりすると、全く知らない大人の方と交流しなくてはいけないので、言葉遣いとかマナーを気をつけなくちゃいけないなって思いますね。
昔はすごく偉い人とかにもタメ口で話したりしてたんですけど、最近はフランクな間柄でも敬語とかマナーに気をつけて話すようになりました。
――人と打ち解けるのは得意なタイプ?
逆です(笑)。人見知りですね。しゃべんなきゃいけないってなったら頑張ってしゃべるんですけど、そうじゃないとまったくしゃべんなくなっちゃいます。
求められれば頑張るけど、期待はしないでねっていうタイプですね(笑)。
図書館でバイトをしてみたい
――バイト経験は?
中一の頃に乃木坂46に加入したのでアルバイト経験はないんですが、もしできるなら図書館でバイトしてみたいなって思います。
普段からたまに図書館に行くくらい図書館や本が好きで、ハッピーエンドな話よりちょっとドロドロっとした感じの本をよく読んでいます。
図書館で働いてやってみたいなって思うのは、カウンターのところで本のバーコードを“ピッ”て読み取るやつ!あれがすごくやりたいですね。
――図書館の他にやってみたい仕事は?
中学校のときはコンビニとかアイスクリーム屋さんにすごく憧れがあって、ソフトクリームをすごく作りたかったんですよ。今でも自分でソフトクリームが作れるドリンクバーとかに行くとたくさん作っちゃいますね(笑)。今でもできるならやってみたいなとは思うんですが、自分には接客業が向いていないと思うので、裏でソフトクリームを作る方が向いてるかな(笑)。
ライブや握手会でファンの人に直接声を掛けてもらうことが励みになる
――アイドルとして活動している上で、やりがいを感じるときは?
ライブとか握手会など、実際にファンの方たちと触れ合うときですね。直接声を掛けてもらえたりするので、そういうときに「やっててよかったな」って感じます。女優さんとかだと、なかなかファンの方たちと触れ合う機会はないと思うので、こういう触れ合いもアイドルならではですよね。
――パフォーマンスを向上させるために普段意識していることはある?
いつもパフォーマンスを伸ばしていきたいと思ってますね。私はあまり身長が高くないので、ダンスするときは大きく動くようにとか意識したりしてます。
でもこういう風に意識できるようになったのは最近ですね。昔はただ自分が楽しんでいたんですけど、最近はどうやったらファンの方が楽しいかなっていうのを、メンバーみんなで考えたりしてます。
自分を成長させてくれたアンダーメンバーでの経験
――成長できたと思った経験は?
乃木坂46には選抜メンバーとアンダーメンバーというのがあるんですが、昔はアンダーメンバーで人の後ろにいることが多かったんです。そのときに悔しかったり悲しかったりする経験がたくさんあったので、それが今に活きてるなと感じます。その時代を経験したからこそ、今は大きくへこんだりすることがなくなりました。
――実際どんなことに悔しさを感じた?
一番悔しかったのは、すごく初期の頃にライブで新曲を初披露するときがあって、そのときアンダーメンバーだった私は、選抜メンバーがステージにスタンバイするのを幕で隠す役割があったんです。選抜メンバーのキラキラした衣装とは反対に自分は幕係をやっていることに対して「厳しいな」と思って、泣きながら幕係をやってました。
――センターになってから変わったことは?
どのポジションでも同じくらい頑張らなくちゃいけないことは分かってるんですけど、やっぱり真ん中ってなると嫌でも目に入っちゃうので、いろんなファンの方たちにどう受け入れてもらえるのかなっていうのは考えたりしますね。
あと、地元の友だちからたくさん連絡が来るようになりました(笑)。
「何に対しても期待しない」生き方
――齋藤さんはあまり物事に動じない印象がありますが、実際の内面はどうですか?
昔は感情を表に出してた方だと思うんですけど、ここ1~2年くらいはあまり感情を表に出さないというか、出せなくなってきました。以前は“みんなといるのが楽しいな”って気持ちでやっていたこともあったんですけど、人前に出るお仕事なので、だんだんお仕事に対する意識や責任感が強くなってきて、感情を出さなくていいかなって考えるようになりました。
以前からその想いはありましたが、センターになってその想いは強くなりました。
私の生きていく上での考えは「何に対しても期待をしない」なんですよ。人間に対してもお仕事に対しても、あらかじめ一番悪いパターンを考えておくと、ちょっと嫌なことがあってもそこまで落ち込まないし、逆に少しでもいいことがあるとすごく喜べるんです。
――モチベーションの上げ方は?
食べ物のことを考えます……(笑)。「これ頑張ったらここのお肉食べよう」とか、そういう楽しみを考えて頑張ってますね。私って意外と大食いなんですよ(笑)。同じものをひたすら食べるのが好きでよく食べてます。
あまり期待をしないで夢を追う方が喜びも大きい
――大人数いるグループの中での自分の立ち位置や個性の出し方は?
ちょっと前までは年も若かったので妹キャラって言われてて、かわいらしいことを求められてました。でも最近はだんだん落ち着いてきちゃいまして……(笑)。最近はあまり妹キャラを求められなくなって、周りからは冷静だねって言われることの方が増えました。後輩の2期生の子たちに「相談に乗ってほしい」と言われることが何回かあったりもしましたね。
――最後に、読者に夢を実現させるためのアドバイスをお願いします!
努力をするのはあたりまえで、その努力が実るって信じると、より頑張れると思います。
でも、私は期待しないっていう生き方が身についちゃってるので(笑)。もちろん努力はするけど、自分の中では叶わないと思いながらやってます。その方が気を張らずにできるし、叶ったときの喜びも大きいと思います。
■Profile
乃木坂46
齋藤飛鳥 1998年8月10日生まれ
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企画・編集:SADD 取材・文:永山あるみ(@ayutama_xoxo)
撮影:八木虎造







