火山
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浅間山 マグマの動きか?火山性微動を2回観測 噴煙の高さ700メートル
2017年02月28日 10時58分
今年に入ってから火山活動が活発化している浅間山では、25日に地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動が2回観測され、この日に発生した火山性地震の回数は166回を数えた。気象庁は、噴火警戒レベル「2」を発令し、火口周辺への立ち入りを規制している。
群馬県と長野県にまたがる浅間山では、、山頂直下のごく浅いところを震源とする火山性地震が急増しており、24日〜27日午後3時までの4日間で計336回に達した。
このうち25日には166回、火山性微動も2回観測したほか、火口から上空700メートルに立ち上る噴煙が見られたという。
山頂の南南西にある塩野山に設置された傾斜計では、昨年12月ごろから、地殻変動が観測されている。
地元の気象台が27日に行った現地調査では、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量が1日あたり平均1300トンと勢いが衰える兆しが見えず、気象庁は、火口への立ち入りを禁止するとともに、風下側では火山灰や小さな噴石が風に飛ばされて降ってくるおそれがあるとして警戒を呼びかけている。
■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。