わかさぎ釣りの4人が沼に転落か 氷に大きな穴 岩手

わかさぎ釣りの4人が沼に転落か 氷に大きな穴 岩手
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27日、岩手県奥州市にあるため池にわかさぎ釣りに行った70代から80代の男性4人と連絡が取れなくなっていて、警察は、池に張った氷の一部に穴があき、複数の釣り道具が残されていたことから、転落した可能性があると見て調べています。
27日午後4時前、「奥州市江刺区にあるため池に家族がわかさぎ釣りに行って帰ってこない」と消防に通報がありました。

警察が現場を調べたところ、ため池に張った氷の一部に穴があき、複数の釣り道具が残されていたほか、近くで車3台が見つかりました。警察が車の所有者の家族などに問い合わせた結果、70代の男性3人と80代の男性1人の合わせて4人がため池にわかさぎ釣りに行って連絡が取れなくなっていることがわかりました。

警察は、4人がわかさぎ釣りをしていてため池に転落した可能性があると見て、28日午前6時ごろから捜索を再開することにしています。

警察や消防によりますと、ため池の深さは5メートルから6メートルで、氷の厚さは5センチ程度だったということです。盛岡地方気象台によりますと、現場に近い奥州市江刺愛宕の日中の最高気温は4度4分とほぼ平年並みでした。

現場のため池を管理する、近所に住む人たちで作る組合によりますと、池には、近くのダムから水が流れ込み、田んぼへの水の供給に利用されているということです。漁業権は設定されておらず、近所の人によりますと、この時期はわかさぎ釣りに訪れる人を見かけることがあるということです。