国際オリンピック委員会(IOC)に国際競技連盟が承認団体として暫定的に認められたチアリーディングをめぐり、来年開催される国際大会への日本代表派遣が暗礁に乗り上げている。日本国内に2つの競技団体が存立し、窓口を一本化できないためだ。スポーツ庁も静観の構えで、解決のめどが立たない。
日本にはIOCに暫定承認されている「国際チア連合」(ICU)傘下の「日本スポーツチア&ダンス連盟」(通称・チアジャパン)と、日本オリンピック委員会(JOC)の準加盟団体で、国際チアリーディング連盟傘下の「日本チアリーディング協会」が存在している。本来は一本の糸でつながるはずのIOCとJOCの傘下団体が別という、“ねじれ”が生じている。
選手派遣で問題となっているのは、ユニバーシアードを主催する国際大学スポーツ連盟(FISU)が2018年に初開催する世界大学選手権。大会を共催するICU傘下のチアジャパンが日本代表選考の権限を持つ一方、大会の派遣窓口となるJOCは同連盟が加盟組織ではなく、派遣申請を受け付けない方針。
日本チアリーディング協会は他団体の大会への出場を認めておらず、チアジャパンが今秋に代表選考を兼ねて行うジャパン・オープンにも協会所属の選手は参加できない見通しとなっている。
ICUが3年以内にIOC総会で承認を得られれば正式加盟し、五輪採用の道も開かれる。24年夏季五輪に立候補中のロサンゼルスが開催地に決まった場合、追加種目入りを願う声もある。日本は米国に次ぐ世界2位の実力があるとされる。同様の事態が続けば代表選考もままならない。
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