もうすぐひな祭りですね。
スーパーに行くと、ひなあられが陳列されているのを、よく見かけるようになりました。
大抵は、陳列スペースを桃色にコーディネートしたり、ひな人形のイラストを飾っていますよね。
今日はそんなひな祭りの別名「桃の節句」に関することを書いてみます。
ひな祭りと桃の節句
ひな祭りは、別名「桃の節句」と呼ばれています。
桃の節句の歴史は古く、平安時代の日本にもありました。
その頃は「上巳の節句」と呼ばれていました。
当時の貴族達の間では、上巳の節句の日に薬草を摘んで、その薬草で体の穢れをお祓いして健康を願う慣習がありました。
この上巳の節句が、江戸時代になって桃の節句と呼ばれるようになります。
桃の節句と名前が付いたのは、ちょうどこの時期に桃の華が咲き始めることに関係しているそうです。
また、古来から桃には邪気を払う力があるとされてきたことも関係しています。
元々、上巳の節句は厄除けのための行事でした。
邪気払いのため、この日に桃の木を飾る習慣が古来からあったそうです。
桃が持つ邪気を払う力が、この上巳の節句にふさわしいものだということで「桃の節句」と呼ばれるようになったそうです。
桃太郎伝説はあるのに、栗や柿の鬼退治伝説がない理由
桃という字には、「兆(きざし)」という字が含まれています。
兆しという言葉には、物事が起こりそうな気配、未来の予知といった意味が含まれています。
邪気を事前に防いだり、鬼や魔物を防ぐためには、「兆し」をいち早く察知しなければいけませんよね。
桃は、「兆し」の力をを持った「木」と考えられていたんです。
だから鬼退治をするのは、栗太郎でも柿太郎でもなく、桃太郎である必要があったんです。
余談ですが、桃太郎の話の中でおばあさんが川で拾ったのは、大きな桃ではなく若い女性だったという説もあるそうです。
桃は、若い女性のお尻の象徴だったとか。
妊娠した女性から子供を取り上げる際のことが「桃を割ろうとしたら、中から男の子が出てきた」と表現されていると言われています。
他にも面白い説がいろいろあるので、今度「桃太郎」についてまとめてみたいと思ってます。
はまぐりの旬
桃以外にも、この時期旬を迎える食べ物があります。
はまぐりです。
はまぐりは、浜辺の栗に似ているので、はまぐりと名付けられたというのが定説です。
また、はまぐりの貝殻は、他のはまぐりとは絶対に合わないという理由から、将来素晴らしい伴侶が見つかるようにとの願いを込めて、桃の節句で並ぶようになったと言われています。
桃の節句以外にも、結婚式ではまぐりの吸い物が用意されることもよくあります。
その際、1つの貝に身を2つ入れるのがしきたりになっています。
栗節句
あまり馴染みがない人も多いかもしれませんが、「重陽の節句」という行事があります。
中国では、奇数が縁起の良い数と言われています。
奇数の最大値は「9」です。
9が重なる9月9日は大変めでたい日とされ、「重陽の節句」と定められました。
この時期は秋の収穫時期に重なります。
庶民の間では「栗の節句」として、栗ご飯を食べて節句を祝う習慣がありました。
ひな祭りと「桃」「栗」
ひな祭りでは、桃と栗は大切な存在です。
桃は、節句の際に邪気を払うために大切な意味を持っています。
はまぐりという浜辺の栗は、女性の幸せを願うために大切な意味を持っています。
これに「柿」も入っていたら語呂が良い気がしたのですが、調べても「節句」と「柿」の関係を見つけることができませんでした。
うーん、残念だ。