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「生きたいの、生きたくないの」被害者に被告

芸能活動をしていた大学生が、男に刺された現場=東京都小金井市で2016年5月21日、小出洋平撮影

地裁立川支部公判

 東京都小金井市で昨年5月、大学生の冨田真由さん(21)を刃物で刺したとして殺人未遂罪などに問われた群馬県伊勢崎市、無職、岩埼(いわざき)友宏被告(28)の東京地裁立川支部での裁判員裁判は22日、被告人質問が行われた。岩埼被告は冨田さんを刺した後、「生きたいの、生きたくないの」と問いかけ、「『生きたい』と答えたように思ったので助けたいと思い、119番をした」と当時の状況を話した。

 一方で岩埼被告は、事件の約1週間前にナイフを購入したことについて「(冨田さんに)直接会って話せるか分からないので、(自分が)逃げ出さないように、精神的な支えとしてお守り代わりに買った」と主張し、犯行の計画性を否定。「(現場に行ったのは)プレゼントを送り返した理由を聞くため」だったとし、刺したことについては「なぜかは分からない。拒絶の態度を取られて、絶望や悲しみ、怒りを感じた」と述べた。【蒔田備憲】

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