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《薬嫌い必見》薬剤師が教える!錠剤や粉薬をうまく飲むコツ
病気などになったら薬を処方されて服用しないといけない場合がありますが、錠剤や粉薬がうまく飲めない人もいらっしゃると思われます。
得意不得意はありますが、出来ればスムーズに薬は飲みたいもの。何か良いコツなどはないのでしょうか?
今回は錠剤、粉薬をうまく飲むコツ、薬を服用する恐怖心をなくす方法などを、薬剤師の吉澤先生に解説していただきました。
得意不得意はありますが、出来ればスムーズに薬は飲みたいもの。何か良いコツなどはないのでしょうか?
今回は錠剤、粉薬をうまく飲むコツ、薬を服用する恐怖心をなくす方法などを、薬剤師の吉澤先生に解説していただきました。
目次
□ 錠剤がうまく飲めない原因
□ 錠剤をうまく飲むコツ
□ 粉薬がうまく飲めない原因
□ 粉薬をうまく飲むコツ
□ 薬を服用する恐怖心をなくすためには
□ 乳幼児や高齢者などが薬を服用する際に注意するポイント
□ 最後に吉澤先生から一言
□ 錠剤をうまく飲むコツ
□ 粉薬がうまく飲めない原因
□ 粉薬をうまく飲むコツ
□ 薬を服用する恐怖心をなくすためには
□ 乳幼児や高齢者などが薬を服用する際に注意するポイント
□ 最後に吉澤先生から一言
錠剤がうまく飲めない原因
乳幼児や高齢者に錠剤がうまく飲めない人が多いですが、一番の原因は、飲み込む機能が未発達であったり、老化により低下することが原因です。
また、喉につかえそうで怖いという恐怖感から錠剤が苦手な人も多いようです。
錠剤をうまく飲むコツ
水または、白湯で飲む場合
薬を飲む前に水または、白湯を一口飲むようにすると、喉の滑りが良くなります。
次に薬を舌の奥の方に置き、速やかに水と一緒に飲み込みます。水の量は、しっかりと薬を飲み込めるようコップ半分以上の水で服用すると良いでしょう。
お薬ゼリーを使用する場合
お薬ゼリー開栓後、最初に水分が出てきますので捨ててください。
容器やスプーンの上に適量のゼリーを乗せ、その上に錠剤を置き、さらに錠剤を覆うように適量のゼリーを乗せて服用します。
また、錠剤を飲むときは必ず上体を起こして飲みましょう。横になった状態では、誤嚥の危険性があります。
粉薬がうまく飲めない原因
幼児の場合は薬に対する抵抗感や味が苦手、老人は粉薬でむせてしまう、歯の間に挟まってしまうなどが原因のようです。
特に漢方は、味そのものが苦手という人が少なくありません。
粉薬をうまく飲むコツ
水または、白湯で飲む場合
コップ一杯の水を用意し、口の中に一口程度の水を含み、水を含んだまま粉薬を口に入れ飲み込み、さらにコップの水を飲みます。
オブラートを使用する場合
オブラートの裏(ざらざらした方)の真ん中に粉薬を置き、包むようにして粉薬を包み、指先に少量の水をつけ、端を絞ります。
または、オブラートを四つ折にし筒状にした中に薬を入れてオブラートの上部をねじり封をします。
そして、コップなどに入れた水に、薬を包んだオブラートをサッとつけた後、飲みます。
お薬ゼリーを使用する場合
容器やスプーンの上に適量のゼリーを乗せ、その上に粉薬を置き、さらに粉薬を覆うように適量のゼリーを乗せて服用します。
薬を服用する恐怖心をなくすためには
薬に対して苦手意識がある場合は、薬の重要性や服用の意味を知ることで克服できる可能性があります。薬の説明をより詳しく医師、薬剤師から聞くことも良いでしょう。
また、薬を飲み込むという動作が苦手な人は、薬の剤型変更を医師に相談してみると解決できるかもしれません。
例えば、同じ薬でも錠剤、カプセル、粉薬、シロップなどいろいろな剤型があるものは、自分が飲みやすい剤型を処方してもらうよう相談することも解決策の一つです。
乳幼児や高齢者などが薬を服用する際に注意するポイント
乳幼児の場合
食後だと満腹で嫌がったり、吐いてしまうことも多いので、食前の服用で問題ありません。
また、薬を主食に混ぜると薬嫌いのお子さんは、そのご主食を食べるのも嫌がることがあるので主食に混ぜるのは避けてください。薬との相性もありますが一般的には、ジュースやアイス、ゼリーに混ぜると良いでしょう。
老人の場合
少ない水の量で飲むと、喉や気管支に薬が停滞する恐れがあるので多めの水で服用するようにしましょう。
最後に吉澤先生から一言
最近では薬嫌いな方でも楽に薬を服用できるゼリーやオブラートなどの服薬補助剤が豊富な種類で販売されています。薬は決められた用法通りに服用して初めて効果を発揮します。
薬が苦手でも服薬補助剤などを取り入れてしっかりと薬を服用してください。
(監修:薬剤師 吉澤 恵理)
- この記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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