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 東京都議会の民進党系2会派が合流し、新会派をつくる。新会派名に「民進」は入れず、小池百合子知事の掲げる「東京大改革」を会派名にすることを検討している。小池氏を支持する立場を明確にする狙いだ。

 都議会の民進系会派は、旧民主党の「都議会民進」(14人)と旧維新の党の「民進都議団」(4人)の二つ。昨春の民進結党後も分かれていたが、双方の幹部によると、小池都政を支える勢力として合流することで一致した。14日午後に発表する予定だ。都議会(定数127)では、都議会自民(57人)、公明(22人)に次ぐ勢力となる。生活者ネットワーク(3人)も合流を検討している。

 民進は昨夏の都知事選で小池氏の対立候補を推薦して争った。小池氏が勢いを増す中、民進都連は今月、小池都政への全面協力を表明。7月の都議選に向けて小池氏中心の地域政党「都民ファーストの会」との協力を模索している。