学生時代に日本最大規模のダンスイベントを創った男が、andfactoryでIoT×不動産Techの未来を創りあげていく理由とは・・
and factoryには専門性の高い事業を牽引してきたボードメンバー7人を中心に、Smartphoneを軸とした、アプリ、メディア、不動産、IoTと様々な事業を展開しています。今回は、ボードメンバーの1人で、学生時代から行動力・実行力だけでなく、圧倒的な「実現力」で未だ見ぬものをカタチにしてきた石田育男のご紹介です。彼が、and factoryを次のステージに選び、何を成し遂げようと思っているか探っていきます。
石田育男プロフィール
同志社大学在学中に株式会社レオパレス21の夢実現コンテストで最優秀賞を受賞。(https://www.leopalace21.co.jp/news/2006/0424_571.html)賞金1,000万円で、日本初の全国大学生ストリートダンスコンテスト「BUZZSTYLE」を開催。大学卒業後は、大手ハウスメーカーに入社。4年弱営業職で活躍した後、家業の手伝いやベンチャー企業を経て2014年and factoryへジョイン。現在は、and factory執行役員として、Smartphoneのテクノロジーと不動産ビジネスで、and factoryだからこそ生み出せる未来の実現にチャレンジしています。
起業家フロンティアは学生時代に!!ゴールをどこまで実現可能なレベルまで考え抜けるか。そしてどうしても成し遂げたい誰かへの想いがあるか。
大学生の頃は毎日ダンス浸けでした。2,000人くらい在籍する学生団体で、色んな大学が集まってダンスイベントを企画していました。ある日、当時関西の大学生ダンス連盟をまとめていた僕と、関東の大学生ダンス連盟をまとめていた知人と話している時に、日本一を決める大会やったら面白いんじゃない!?ってなって。でもお金ないじゃないですか。色々調べていたら、「レオパレス21夢応援プロジェクト」という企画にたどり着いたんです。やべー1,000万円もらえる!よしっ、プレゼンしよ!みたいな。 毎日大会に向けて練習する多くの全国大学生ダンサーの夢を叶えたい!という想いだけでした。 自分の夢を叶えたいのではなく、そこに参加する皆の夢を叶えたい!という想い。その夢の舞台をつくることが自分の夢。具体的なゴールイメージと想い、そして数々の実現可能性(当時1,000人規模のイベントをよく実施していました)をプレゼンし、見事約3,000件の応募の中から最優秀賞となり、1,000万円の賞金を獲得。そして、2007年に第1回目となる大学生ダンスの全国大会を開催したわけです。ちなみに今でも毎年開催されていて、2017年3月に11回目が開催される予定です。
代表・小原に誘われたから。新たにスタートアップでチャレンジするにはそれが十分な理由だった。
大学卒業後の営業では、お客様のほとんどが社長でした。社長の家を建てるとまた社長を紹介してくれて・・・と結構恵まれていましたね笑。ハウスメーカーの営業経験後、家業の立て直しを経て、不動産ベンチャー企業で空間プロデュース事業に携わりましたが、そこで現在の代表・小原と出会いました。その後、小原から誘われてand factoryにジョインしますが、入社理由は小原に誘われたから。ただそれだけです。それが新たにスタートアップでチャレンジするには十分な理由でした。やっぱりすごいんですよ、彼。当時、小原に声をかけられた、それぞれの得意分野で事業を完結できる力のあるメンバーが集まりました。僕は、不動産事業経験も長かったのでそこである程度事業作れるから、一旦それやるわ!みたいな。
小原は、学生時代から起業して、結果を出し続ける能力、魅力、人を巻き込む力があります。何より、目の前の事業やプロジェクトが、次の次の次のタイミングでどうビジネスになっていくか、常に先の先の先をみていて、明確にイメージができている。それとは対照的に、事業をやるにしても、ディテールにこれでもかってくらいこだわるんですよ。細かく問題を潰していく人。大きく、そしてかなり先も見ているし、現実の現状もかなり細かく見ている。そうやって両方をバランスよくできるのがさすが!だと思うし、それを各役員に任せていける人柄もさすが!だと思うし、色々考えれば考えるほどすごいと感じています。 実績を語る代表、ビジョンを語って夢を追う代表など色々いるなかで、小原はさらっとすごいことをやってのけるところが魅力なんですよね。きっと。
and factoryだからこそ実現できるIoT×不動産Techの世界
昨今、テクノロジーによって不動産業界のしくみを変えていこうと「Real Estate Tech」(不動産テック・Retech)という言葉がある種バズワードになってきています。IT化の遅れた不動産業界に、様々な不動産企業やIT企業がその領域にチャレンジしています。基本的には、既存のテクノロジーを不動産業界に持ち込んで、イノベーションを起こそうとしているところが主だと思います。例えば、webやアプリで家を簡単に探せるようになり、物件の良さを際立たせてインターネットでマッチングできるようになり、今まで不透明だった不動産の流通データをビックデータ化し、AIで解析することで、マンションの適性価格がわかり、相場もわかるようになるなどです。また、スマートロックなどスマートフォンで鍵の操作ができるようになるなど、不動産業界以外のテクノロジーを不動産業界に持ち込んで既存市場の変革を行おうとしています。
and factoryは創り上げた不動産を舞台にIoTのマーケティングプレイスとして機能させるという逆のアプローチであり、それこそが僕らがIoTの領域に参入することで生み出せる価値だと思っています。具体的には2016年8月に、日本初最先端IoTデバイスを集結させた「&AND HOSTEL」をオープンさせました。部屋専用のスマートフォンがあり、これ1台で最先端のIoTデバイス11種全てをコントロールできます。ただここには、『1つのIoTデバイスに対して1つのアプリが必要となる』という問題がありました。部屋に入るのに鍵のアプリを立ち上げて、部屋に入ったら照明を操作させるアプリを立ち上げる、次にエアコンを操作させるアプリを立ち上げる・・・・と、ユーザビリティが良くないんですよね。この動作の何がスマートやねんって事ですね笑。この問題は各メーカーとAPI提供の交渉を進めていき、自社でオリジナルのアプリを作ることで、ユーザーの体験価値を高めるということを実現しました。今後はこういった物件を増やし、エンドユーザーとの接点を増やしていく事、またユーザーに使って頂いたデータを蓄積していくことで、今後、IoT製品を販売したいというメーカー側のファーストマーケティングプレイスになっていくという短・中期的な未来を想像しています。
通常、インターネット業界の人達は不動産にそこまで詳しくない。不動産業界の人達はインターネットにそこまで詳しくない。 and factoryは自社にアプリ事業もあり、IoT事業もあり、不動産の事業もり、それぞれに集結したエキスパートがいる。同じ事象をそれぞれの立場から多面的に捉えることで新しい価値が生まれ、その価値をいち早くユーザーに提供することができる。そこが僕達のミッションであり、価値であると信じています。
ビジネスプラットフォームをつくるという圧倒的な強みを活かして様々なドメインで事業を立ち上げてきたand factory。そのなかでReal Estate Tech Divisionの役割とは?
1990年〜2000年代にかけてIT企業が隆盛し、2000年代からはスマートフォンが登場し、今までの生活をインターネット、スマートフォンが劇的に変えてきました。上場している会社もどんどんかわってきていますよね。市場がインターネットを活用したり集約される方向にある中、IoTって、またモノにもどってきてるところが面白いと思っています。 モノということは、どこかに置かなくてはいけない。家なのか、事務所なのか、つまり場所を介在する。 そう言う意味でIoT×不動産Techは次のステージになると思っています。
みなさんも体感値としてお持ちだとは思いますが、多くの企業がIoT事業に注力する中、まだまだB to C向けで圧倒的な価値を提供できている企業はありませんよね。まだまだ開拓の余地がある市場で、まずは、「&AND HOSTEL」を複数店舗増やし、メーカー側のファーストマーケティングプレイスとしての役割を担いながら、これまでの宿泊施設の概念を超えた、IoTを基軸としたスマートホステルブランドとして成長させていきます。 Real Estate Tech Divisionのメンバーは現在5名ですが、今後も未知への挑戦を楽しめる仲間を増やしながら、and factoryだからこそ実現できるIoT×不動産Techの世界を一緒にカタチにしていきたいと思います。
Real Estate Tech Division デザイナー募集中!
石田が率いるReal Estate Tech Divisionでは、空間デザイン×将来のIoTをつなぐwebデザインができる方を募集しています。全てが新しいものを創ろうとしている段階です。未知への調整を楽しみながら、一緒にチャレンジできるデザイナー募集中です!少しでも興味がある方は是非お気軽にご連絡ください。