みえぶーサンドをアピールする四日市農芸高校の川口舞さん(左)たち=三重県四日市市で2017年2月7日11時半、安藤富代撮影
県立四日市農芸高が考案 三重の豚からの連想で「みえぶー」
三重県四日市市の県立四日市農芸高校が考案した地元産食材を使った特製サンドイッチ「みえぶーサンド」が7日、コンビニ大手のファミリーマートから発売された。傘下のサークルK、サンクスを含め、東海4県(一部地域、店舗を除く)限定で27日まで。
同校の女子生徒3人がレシピを考案した。県産の豚肉を使った歯ごたえのあるハンバーグに、伊勢茶の粉末と志摩半島産などのアオサノリをちりばめた甘辛いソースを絡めた。
高校生がアイデア料理を競う「第5回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(農林水産省など主催)に出品し、5県の代表で競った昨年8月の東海北陸地区大会で優勝。多くの素材を使ったのが斬新で、完成度も高いと評価された。
ファミリーマートは昨年から優秀作を商品化しており、今年も他地区の7品とともに発売された。優勝作品では県産鹿肉を使っていたが、採算性から豚肉に変更。名称は校内で募った。三重の豚からの連想で「みえぶー」とした。
この日は同校近くのファミリーマート四日市大治田店でPRイベントがあり、考案した食品科学コース3年の3人が参加。リーダーの川口舞さん(17)は「老若男女に食べてもらい、幸せを届けたい。三重の良さも知ってもらえれば」とアピールしていた。税込み268円。【安藤富代】