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「安倍流言語学」の謎を読み解く。
国会の答弁演説で、安倍首相は「云々(うんぬん)」を「でんでん」と誤読した。普通なら、内閣が吹っ飛びそうな珍事件である。しかし、何事もなく終わろうとしている。「云々」を「でんでん」とよむ総理大臣がいてもいいじゃないの・・・というわけだろう。むしろ、漢字の読み間違いなどのメクジラを立てて、騒ぐ方がおかしいだろう。他にすることはないのか、というわけだろう。
安倍応援団の代表格の百田尚樹は、『雑談力』という本で、話は面白ければいいのだ、という趣旨のことを言っている。さすが安倍応援団の一人である。よく分かっている。話し言葉や演説用語は、その場を盛り上げることに重点はある。その話が、真実か虚偽か、などはどうでもいいというわけである。むろん、百田尚樹の「トンデモ言語学」に一理がないわけではない。むしろ、安倍の読み間違いを嘲笑する左翼のインテリたちこそ、言語学を知らないというべきだろう。
後期ヴィトゲンシュタインは、「意味が用法である」と言い出して、言語学に革命をもたらした。言語は、意味や読みの正確さや厳密さが、重要な本質ではない。むしろ、誤解であれ正解であれ、会話が成立することこそ重要なのだ。意味や読みを厳密に定義し、その定義に基づいて発語する、ということにこだわるのは、近代言語学の限界である。構造主義言語学の生みの親とも言うべきソシュールが「言語には差異しかない」と言ったのも、別のことではない。同じことである。
ヴィトゲンシュタインもソシュールも、「意味」を解体したのである、安倍も意味や読みを解体している。安倍批判が不発に終わるのは、安倍流言語学の謎を解明出来ていないからであろう。知ってか知らずにか、安倍は、現代の言語革命を生きているのである。
(続く)
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