大雪で東急東横線 追突事故 運転士ら書類送検へ

大雪で東急東横線 追突事故 運転士ら書類送検へ
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関東などで大雪となった3年前の平成26年2月、川崎市の東急東横線の駅で電車が追突し乗客65人がけがをした事故で、警察は、追突した電車の運転士と運行を指示した責任者が雪を考慮して運行を規制する対策をとらなかったことが事故の原因だったとして業務上過失傷害などの疑いで6日、書類送検する方針を固めました。
関東などで大雪となった3年前の平成26年2月15日、川崎市にある東急東横線の元住吉駅で停車中の電車に後続の電車が追突し、乗客65人がけがをしました。

警察は事故原因の捜査を進めたところ、追突した電車の30代の運転士と運行を指示した責任者の60代の電車区長が雪を考慮して直ちに運行を規制する対策をとらなかったことが事故の原因だった疑いがあることが警察への取材でわかりました。

このため、警察は6日、2人を業務上過失傷害などの疑いで書類送検する方針を固めました。
これまでの調べに対し、2人は容疑を認めているということです。

この事故をめぐっては、おととし5月、国の運輸安全委員会が事故調査報告書で後続の電車が追突する600メートル余り手前で非常ブレーキをかけたものの、線路に積もった雪と車輪に残っていた油などが原因でブレーキが十分に利かなかった可能性があると指摘していました。