トヨタ自動車の豊田章男社長は2日、都内で記者団の取材に応じ、「当社はこれまで北米自由貿易協定(NAFTA)の枠組みの中で努力してきたが、ルールが変わる場合はそれに合わせた形で企業努力を重ねる」と述べた。トランプ米大統領がNAFTAを見直す方針を示しており、実際に変更されると自動車各社はメキシコなどで生産体制の見直しを迫られる。
豊田社長は2日、同社のモータースポーツ関連のイベントに出席し、終了後に取材に応じた。同社長は3日、日米首脳会談を前に都内で安倍晋三首相と会談する方向で調整している。会談について「機会があればお会いしたいが、確定していない」と説明。具体的なテーマについては言及を避けたが、「行政と企業が強みを補完できるようにしたい」と述べた。
トランプ大統領は1月5日、ツイッターでトヨタのメキシコ新工場を非難した。豊田社長は直後に米デトロイトで開かれた北米国際自動車ショーの会場で、今後5年間に米国で100億ドル(約1兆1300億円)を投資すると説明。同月24日には米インディアナ工場で約6億ドルを投資して生産能力を年間4万台分引き上げ、400人を追加雇用すると発表している。