盲導犬を連れた男性がホームから転落した場所(右)=埼玉県蕨市のJR蕨駅で2017年1月14日、北山夏帆撮影
埼玉県蕨(わらび)市のJR京浜東北線蕨駅で1月、盲導犬を連れた男性がホームから転落死した事故を受け、JR東日本は1日、同駅を含む30駅でホームドアの設置を1年前倒しして、2019年度末までに完了させる方針を決めた。
JR東は京浜東北線や山手線、中央・総武線など計34駅で20年度末までのホームドア設置を計画していた。蕨駅での事故を受け、京浜東北線を中心に30駅で設置を前倒しする。
この他、視覚障害者への声かけや見守りを強化するため、ホームドアが未設置で利用客が多い約30駅で警備員を増員することも決めた。【内橋寿明】