2017年1月31日20時49分
東京大学病院(東京都文京区)は31日、入院中の患者に誤った内服薬を注入し、その翌日に患者が死亡したと発表した。誤注入の後、患者は血圧低下などを起こしたが、誤注入と死亡の因果関係について病院は「医学的な判断は困難」としている。遺族側の弁護士によると、亡くなったのは10歳未満の男児という。
病院によると、患者は多臓器に障害があり、予断を許さない状況だった。2015年、鼻から胃に入れた管を通して注入する薬を、看護師がナースステーションで準備し、溶かした薬を入れた注入器具に患者の氏名を記入してケースに入れた。しかし病室に運ぶ際、近くにあった別の患者用のケースを手にした。その注入器具には患者の氏名が記されていなかったが、看護師はベッドサイドで、器具に正しい患者の氏名があるかどうかを確認しないまま薬剤を注入したという。
遺族側弁護士は、誤った薬の中には、抗てんかん薬2種類や抗けいれん薬も含まれ、これらはこの患者に使われる薬ではなく、量も過剰だったとしている。
病院は、バーコードを読み取る機器で患者と薬を照合するなど再発防止策を取ったという。
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朝日新聞社会部