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 お下劣パロディーでおなじみのマンガ家・田中圭一さんが、ご自身の体験などを基に描いたうつ病脱出コミック「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」(角川書店)を19日に出し、普段の芸風とは違う真剣な内容が話題を呼んでおりますので、それを勝手に記念し私が最近読んで面白かった「闘病マンガ」をいくつかご紹介しましょう。

 マンガ家が病気と闘う自分を描いた「闘病マンガ」。その魅力は、知らない世界を知る面白さ(怖いもの見たさ含む)であり、健康のありがたさがつくづく身にしみるところであり、そしてどん底から回復へ向かう過程がおのずと「人間賛歌」になり、しかもまるでウソくさくないところ(本物の実感がこもっているのですから当然です)。病院や保険や福祉制度の勉強にもなります。

 症状が現れた時の不安、正体が分からぬまま悪化する恐怖、そして判明する病名、治療法の模索といったあたりはミステリーのようなスリルとサスペンス。提示される治療法、闘病への覚悟、そして「患者・医者・家族」vs「病気」の攻防は、一種のアドベンチャーです。マンガ家(のタマゴ)がマンガを支えに生きようとあがくドラマはマンガファンには感動的。そして、つらい体験をマンガにして笑い飛ばそうとする姿勢がポジティブなパワーを放ちます。病気がメンタルのものだった場合には、闘病の下り坂にも上り坂にも独特の複雑なカゲ、アヤ、ワナが加わり、人の心の不思議さ、怖さ、ままならなさについて考えさせられます。

 というわけで、苦しい闘いを生…

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