なんだか調子がよくない、ちょっと風邪気味…。そんなときにカップラーメンやスナック菓子、アルコールばかりを飲み食いするのがよくないことは、誰もがお分かりのことでしょう。
では、風邪をひいたときには、どんな食べ物を選ぶといいのでしょうか。ここでは、風邪のひき始めやそれぞれの症状にあわせて、積極的に摂りたい食材をご紹介いたします。
乾燥生姜や加熱した生姜には、身体を温めて発汗させる作用があるため、身体が冷えてしまう風邪のときに最適。身体の中からぽかぽかと温まります。
また、生の生姜には殺菌作用や解毒作用があるため、風邪をひいてウィルスに立ち向かう免疫力が必要なときにオススメです。
ネギ独特のにおいの正体は、硫化アリルという成分で、それが血行を促進するといわれています。また、ネギの青い部分には粘膜を強化するビタミンAや免疫力を高めるビタミンCが含まれるため、風邪対策にうってつけなんですね。
私たちの身体は、体内にウィルスなどの外敵が入ってきたときに、それを攻撃して身体を守る力があります。しかし疲れやストレスがたまっていると、その力が落ちて体調を崩してしまいます。
抗菌作用もあり、免疫力を上げるのに役立つのがニンニクのアリシン。ニンニクのにおいは、食欲を増進させる働きもあります。
風邪のとき、大量消費されるため特に摂りたい栄養はビタミンC。その含有量がとても高いのが、キウイフルーツです。胃腸の調子が良い時は、どれか一つ果物を選ぶなら、キウイフルーツがオススメです。
天然のはちみつは栄養の宝庫。ビタミンB群、ビタミンB類からカルシウムや、鉄分などのミネラル、ポリフェノール、酵素などがたっぷり入っています。だから、風邪で喉が痛いときだけでなく、体調がいまひとつというときにも、はちみつはオススメ。はちみつと生姜のすりおろしをお湯で溶いた、生姜はちみつ湯は、風邪をひいたときにピッタリです。
体調がすぐれないときは、喉越しがよく胃腸に負担の少ない食べ物がベター。その観点で考えると、豆腐は“優等生”です。温めて湯豆腐、豆腐を具にした味噌汁やスープもいいでしょう。豆腐には良質のたんぱく質が多く、それが活力の源となります。
長いもやオクラ、納豆などのネバネバ食材はムチンという成分が粘膜を保護してくれるので健康によいといわれていますが、風邪のときにももちろんオススメの食材です。近年の研究では、長いもに含まれるディオスコリンという成分が、インフルエンザウィルスの抑制に効果があることが分かってきました。
体調が悪いときに味方につけたい食材、意外にも知らなかったものもあるのではないでしょうか。風邪に備えて、これらの食べ物をぜひ覚えておいてくださいね。
文:佐藤まきこ
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